肥満は健康に良くない。
これはある意味常識かもしれないが、だからといってぽっちゃり型の人まで不健康という訳ではない。
むしろ、やせ型よりもメリットが多いのである。
では具体的にぽっちゃり型がやせ型より勝っている点はどこなのか。
今回は、そのあたりを探ってみよう。
〈originally posted on November 7,2014〉
1 寿命が長い
ある研究によると、ぽっちゃり型の人はやせ型の人よりも長生きする傾向がある。
これは、ほぼ同じ健康状態にある人を比較した場合の結果だ。
多少脂肪をまとっているからといって寿命が縮まることはなく、むしろ寿命が延びるということらしい。
2 「心臓に負担がかかる」はウソ
太り気味の人は、見た目にいかにも心臓に過度の負担がかかっている印象があるが、最新の研究によると、実際は決してそんなことは無いらしい。
人間の体は、ある程度は余分な脂肪に対応出来るようになっており、ちょっと太っているからといって心臓への負担が普通の体型の人より大きいということはないようだ。
しかも、『ヨーロピアン・ハート・ジャーナル』という学術誌に掲載された研究結果によると、心臓病を患っている場合であっても、ぽっちゃり型の人の方がやせ型の人よりも死のリスクが低いそうである。
3 手術での生存率が高い
命に関わるような手術を受けた場合、ぽっちゃり型の人の方がやせ型の人よりも手術の成功率が2倍も高いという報告がある。
「脂肪」が巻き付いているのは手術の妨げになりそうなイメージがあるが、実際はむしろ逆ということらしい。
4 病気に強い
先ほどの『ヨーロピアン・ハート・ジャーナル』によれば、ぽっちゃり型はやせ型よりも病気で亡くなる危険性が38%も低いそうである。
見た目的に丈夫な印象を与えるぽっちゃり型は、病気にも強かったということだ。
ただし、体重の増加は糖尿病の一因になる。
これは紛れもない事実。
しかしその場合でも、同じ糖尿病を持っているやせ型の人より寿命が長い傾向があるらしい。
さらに、ある種のガンに対しては、ぽっちゃり型の方が克服率が高いそうだ。
とにかくぽっちゃり型は病気に強い。
というわけで、ぽっちゃり型の持つメリットをご紹介したがいかがだったろうか。
ぽっちゃり型は、一般的に信じられているような健康面でのリスクは、(少なくとも深刻なレベルでは)無いと考えてよさそうだ。
ただ、やはり過度の太りすぎは、日常生活で様々な問題を生むのは明らかであるから、食べ過ぎに注意するのは必要だろう。
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