【危険】アルコール除菌ジェルが招いた悲劇4選

ここ最近、日本国内における、新型コロナウイルスの新規感染者数重症者数が、ともに増加傾向に歯止めがかからず、深刻な状況になってきています。

この現状を少しでも改善させるために、我々が出来ることは、マスクの着用手指の消毒「密」を避ける、などといった基本的な感染防止策を徹底することでしょう。

そして、手指の消毒と言えば、アルコール除菌のジェルやスプレーを使用するのが一般的。

現在では、実店舗でもネットでも、こういった商品は通常価格で買えますが、以前は、悪質な転売屋によって超高額で売られていたのはご承知のとおり。

一方、ノンアルコール除菌の商品は、辛うじて超高額転売を免れていました(それでも普通よりは高めでしたが)。

その理由は、新型コロナ対策としては、最低でも60%程度のアルコールを含んだものでなければ、ウイルスは死なないとされていたからです。

よって、ノンアルコール除菌では、雑菌は死滅するかもしれないが、新型コロナウイルスに対しては無力、というイメージが定着していました。

除菌mohamed_hassan / Pixabay

ところが、最近になって、この常識を覆す見解が出てきたのです。

アメリカにあるブリガム・ヤング大学のベンジャミン・オーグルヴィ博士が行った研究によると、ノンアルコールの除菌ジェルであっても、アルコール除菌と同程度に新型コロナウイルスを除去する効果があるとのこと。

ノンアルコール除菌の製品には、「塩化ベンザルコニウム」という物質が含まれていることが多く、これが、ウイルス除去に対して効果的なのだとか。

これが真実だとすれば、感染拡大防止のためには、アルコール除菌にこだわる必要は無いことになります。

アルコールで手が荒れるのを嫌う人には朗報と言えるでしょう。

もちろん、この研究発表によって、今後、アルコール除菌が無用になるということではありませんが、しかし、アルコール除菌には、ノンアルコール除菌には無い危険性があることも、認識しておくべきです。

(アイキャッチ画像:artdesignz305 / Pixabay)

【スポンサーリンク】

1 ローソクに火をつけた瞬間火だるまに

ローソクPexels / Pixabay

先程の研究結果は、アルコール除菌製品が入手困難な時期であれば、かなり有益なものだったことでしょう。

しかし、現在は普通に買えます。

それなら、アルコール除菌にしておけばいいのでは、と思われるかもしれませんが、アルコール除菌製品を使っていたために、悲惨な目に遭った人もいるのです。

米国テキサス州ヒューストン在住のケイト・ワイズという女性は、ウイルス対策として、普段からこまめに手指の消毒を徹底していました。

ところが、今年の9月、アルコール除菌ジェルを手に塗った直後にローソクの火をつけたところ、炎が手のアルコール成分に引火。

ものの数秒で、火が服に燃え移り、彼女の全身は炎に包まれたのです。

その後、彼女の子供たちが何とか火を消し止め、ワイズは一命を取りとめました。

しかしながら、病院の集中治療室に横たわった彼女は、全身に重度の火傷を負った状態。

ワイズの話によれば、彼女が使用していたノーブランドの除菌ジェルに問題があったのではないかとのこと。

彼女はそれをAmazonで購入したのですが、危険性のある商品を販売していたAmazonを、ワイズは強く非難しています。

2 ハンドジェルを「火炎ビン」にした女

火事MilanLA / Pixabay

ワイズの場合、粗悪な除菌ジェルが原因で、予期しない事故に巻き込まれたわけですが、アルコール除菌ジェルを、故意に武器として使用した者がいます。

今年の3月、米国コネチカット州ハートフォードで、デスティニー・ウェイトという28歳の女が、アパートの一室で女友達と口論になり、手近にあった除菌ジェルのボトルに火をつけ、相手に向けて投げつけました。

ボトル内のアルコールジェルが部屋の壁に飛び散り、瞬く間に壁一面に炎が広がって、部屋全体が燃え始め、やがて他の部屋にも火の手が。

いきなり「火炎ビン」を放り投げられてパニックになる友人を尻目に、ウェイトは部屋を脱出。

この放火により、同アパートに住む50歳の男性が1人亡くなりました。

その後、ウェイトは、放火の容疑で逮捕されています。

3 パーティで7名が死亡した意外な原因とは

パーティkaicho20 / Pixabay

先月、ロシアのサハ共和国で、パーティをしていた男女7人が死亡するという事故がありました。

彼らは、パーティの最中、酒が切れたので、アルコール成分を約70%含んだ消毒液を、酒の代わりとして飲んでしまったのです。

アルコールが含まれているからといって、酒代わりに消毒液を飲むというのはちょっと信じがたい話ですが、こういったことは、イギリスでも報告されています。

イングランドのサウス・シールズでは、公共の場に設置してあった、手指消毒用ジェルのポンプが破壊され、中身だけ盗まれるという事件が多発しました。

犯人たちの目的は、その内容物を、アルコール飲料として利用すること。

店から酒を盗むのは気が引けるが、公共の場にあるハンドジェルであれば、窃盗行為に対する抵抗が少ないということなのでしょう。

しかし、市販のハンドジェルには、当然ながらアルコール以外の化学物質も多く含まれていますから、摂取するのは非常に危険。

専門家も、こういった行為に対して警鐘を鳴らしています。

4 車内で暴発する除菌ジェル

ハンドジェルSquirrel_photos / Pixabay

今年の4月、イングランドのランカシャーに住むアレックス・チャドウィックという女性は、久々に11歳の娘と車で外出しようとしたとき、寿命が縮まる思いをするトラブルに遭遇しました。

車内に置いてあった除菌用のハンドジェルを、娘が開けようとした瞬間、ジェルのボトルが「暴発」

中の薬剤が勢いよく飛び出し、左目に直撃したのです。

そばにいた母親のアレックスは、応急処置の専門的な知識があったため、すぐに適切な措置を施し、大事には至りませんでした。

この「暴発」が起きた原因は、問題のハンドジェルが、数週間、車内で直射日光にさらされていたため。

車内の温度が高くなったことで、ジェルの成分であるアルコールが蒸発し、ボトルの内圧が上がっていたのです。

ハンドジェルは、場所を問わず手軽に手指の除菌が出来るので便利ですが、車内に放置するのだけは避けた方が良さそうです。

【スポンサーリンク】