どんなに容姿端麗の美人でも、清楚なアイドルでも、必ずするもの。
それがオナラです。
オナラをしない人などいません。
今回は、オナラに関する意外な事実の数々をご紹介します。
オナラについて真面目に考えたことのある人はかなり少数派でしょうが、調べてみると色々と興味深い事実があるのです。
〈originally posted on July 14,2015〉
1 そもそもオナラとは何なのか
標準的な(?)オナラの主な成分は以下の通り。
窒素(59%)
水素(21%)
二酸化炭素(9%)
メタン(7%)
酸素(4%)
意外なことに、オナラを臭くしている原因である「硫化水素」や「メルカプタン」といった物質は、オナラ全体のわずか1%を占めるに過ぎないのです。
また、オナラを「ガス」たらしめている空気はどこからやって来るのかといいますと、人が食事をした時などに体内に入った空気や、腸内での化学反応やバクテリアの働きによって生み出されたガスなどです。
2 何故オナラは臭いのか
オナラの臭さの原因は、その「硫黄」成分にあります。
ということは、普段の食事で硫黄を豊富に含んだものをよく食べる人は、それだけオナラも殺人級になるということ。
ちなみに、硫黄を多く含んだ食材には、豆、キャベツ、チーズ、卵などが挙げられます。
3 人は1日にどれくらいオナラをするのか
平均的な体格の人で、1日あたり2分の1リットルのオナラを放出するそうです。
この点において、男性と女性とで特に違いはありません。
しかし、男性のオナラと女性のオナラとで異なる点もありまして、女性のオナラの方が男性よりも「濃縮」されたガスを出す傾向にあるそうです。
女性はオナラなんてしない!と信じていた人(?)にはちょっとショッキングな事実かもしれません。
ちなみに、全くどーでもいい情報として、人間が6年9ヶ月の間、ずぅーっとオナラを出し続けると、原子爆弾に匹敵するエネルギーを持つそうです。
4 オナラの速度
知っていても何の役にも立たない気がしますが、オナラの平均速度は秒速3メートルほどです。
これは、それほど速い方ではなく、同じ部屋の誰かがオナラをしても、実際にその臭いを感じるまでには数秒~十数秒のタイムラグが発生する速さです。
5 オナラの我慢は体に悪いのか
この点に関しては、医師の間でも見解が分かれているようです。
オナラは、正常な消化活動の過程で生じた副産物に過ぎないのだから、我慢しても特に悪影響は無い、とする人もいれば、ガスを大量に溜め込むことは、膨満感や、痔の原因になりうると指摘する人もいます。
いずれにせよ、普段オナラを絶対に我慢するというポリシーを持っている人でも、それほど深刻な問題にはならないかもしれません。
というのも、いくら日中オナラを我慢していても、寝ている間に自然と出てしまうからです。
ちなみに、古代ローマ帝国では、第4代のクラウディウス皇帝が、オナラを我慢することによる健康被害を憂慮して、宴会などではたとえ皇帝の面前であってもオナラをしてよいとする法律を制定したとされています。
6 オナラがマナー違反にならない人たち
多くの国で、人前で豪快にオナラをするのはマナー違反となりますが、中には全くそんな問題にならない人たちも存在します。
南アメリカに住む、「ヤノマミ」と呼ばれるインディアンの種族は、オナラを「挨拶」として使うそうです。
7 オナラは燃える
オナラは、メタンと水素を成分として含んでいるので「可燃性」です。
パーティなどで、自分のオナラに火をつけるというおバカな芸を披露する人がいるのもこれが原因。
ちなみに、あまりにオナラを溜め込んだ状態で腸の手術を行うと、ごく稀にオナラのガスが爆発を起こすことがあるのだとか。
8 地球上で最もオナラを放出する生物
これは意外なことに、
シロアリ
なのです。
シロアリは、その消化活動に伴ってオナラを出すのですが、その量は全ての生物中で最も多く、地球温暖化の原因となっているメタンガス発生源としては2番目に多いのです。
9 死んだ後にもオナラは出るのか
ケツ論から言うと、出ます。
これは、死体の死後硬直が始まる前に発生する、筋肉の収縮が原因とみられています。
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