歴史上の偉人たちの中には、近い将来のことを予言した人が少なくありません。
それらの予言は、もちろん当たっているものもありますが、逆に完全に外れてしまったものも。
今回は、アインシュタインからビル・ゲイツまで、格好良く予言したのに、結局見事に外れてしまったものをご紹介します。
各界の著名人がメディアに対して言い放った「予言」というのは後世まで残るものですが、だからこそ、その予言が外れたという事実も残ってしまうのです……。
〈originally posted on October 8,2015〉
1 マーガレット・サッチャー
これは、マーガレット・サッチャーが1969年10月26日にした発言。
その10年後、彼女自身がイギリスの首相になり、1990年までその地位を守ることになるのです。
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2 トーマス・ワトソン(IBM社長)
これは、1943年に、当時IBMの社長だったトーマス・ワトソンがした発言。
現代の常識から考えれば、世界的なコンピュータ関連企業の社長がする発言とは思えませんが、しかし、この発言から約10年が経過するまでは、決して間違った予言ではなかったのです。
3 ニューヨーク・タイムズ
これは、アメリカの歴史ある新聞社であるニューヨーク・タイムズが、1936年に予言したもの。
しかし、それから10年と経たずして、第2次世界大戦中にドイツが開発した
「V2 ロケット」
が、大気圏を突破したのです。
4 ロード・ケルビン(英国王立協会会長)
イギリスで最も権威のある学術団体である王立協会の会長だったロード・ケルビン(本名:ウィリアム・トムソン)が、1895年に語ったもの。
ちなみに、温度の単位である「ケルビン」は彼の名前から。
この発言の8年後、アメリカ、ノースカロライナ州のキティホークから、ライト兄弟が人類で初めて、動力飛行機に乗って大空へと飛び立ったのでした。
5 ユナイテッド・アーティスツ(映画配給会社)
アメリカの映画配給会社であるユナイテッド・アーティスツ(現在はメトロ・ゴールドウィン・メイヤーの傘下)の重役が1964年に語ったもの。
第40代アメリカ合衆国大統領であるロナルド・レーガンが役者をやっていたのは有名な話で、あの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の中でもネタにされています。
『The Best Man』という、大統領候補者をテーマにした映画の主役としてレーガンを起用する話を、ユナイテッド・アーティスツ側が断った時の発言がこれです。
その13年後、ロナルド・レーガンは大統領に選ばれたのでした。
6 W・C・フーパー(米国国立癌研究所所長)
今となってはタバコが肺ガンの原因になりうるのは常識ですが、この発言がなされた1954年当時は、そうでもなかったようです。
その後、1964年にタバコと肺ガンの関係を調べる研究が本格化し、1980年代に両者の関連性が明らかにされました。
7 ビル・ゲイツ
言わずと知れたマイクロソフトのビル・ゲイツが、1989年にした発言。
それまで、ウィンドウズは8bitから16bitへと進化を続け、次に32bitが来る日も近いと思われていました。
にも関わらず、ゲイツ氏が何故このような発言をしたのかは今も謎です。
そして、この発言の4年後、32bitの「Windows NT 3.1」がリリースされました。
8 ハイラム・マキシム(機関銃の生みの親)
アメリカ人の発明家であるハイラム・マキシムは、世界初の全自動式機関銃を作りました。
それを受けて、1893年にイギリス人の医師、ハヴロック・エリスが彼に、
「この銃によって戦争がより酷いものになることは無いのか?」
と質問したのですが、それを真っ向から否定した後に続けて言い放った台詞がこれです。
9 チャーリー・チャップリン
喜劇王チャーリー・チャップリンの1916年の発言。
映画で大成功を収めた、あのチャップリンでさえ、映画の人気を単なる一時的なものだと捉えていたようです。
10 アルバート・アインシュタイン
相対性理論
を打ち立てたアインシュタイン博士の1932年の発言。
世紀の天才であっても予想が外れることはあります。
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