国が違えば法律も異なる。
日本では特に問題の無い行為が、海外では御法度、ということもある。
その国の慣習や民族性などを考えれば、違法だということに納得がいく場合も多い。
しかし、一体どうしてそれが違法なのかがイマイチよく分からないものもあるのだ。
今回は、そういった、何故か海外で禁止されている行為の数々をご紹介しよう。
1 しかめっ面禁止
イタリア最大の都市であるミラノでは、街の条例として、市民に常に笑顔を絶やさないように要求するものがある。
もちろん、病院を訪れたときや葬儀の最中などは例外だが、そういう場合を除けば、しかめっ面で歩いていたりすると、罰金を科せられる可能性もあるのだとか。
ミラノへ行く際は、あまり不機嫌な顔をしないように注意されたし。
2 ウナギ振り回し禁止
イギリスの小さな港町、ライム・レジスでは、ウナギの死体を振り回す行為が禁止されている。
何故そんなことになったのかというと、2006年ごろからこの町では、ウナギの死体を振り回すことが一種の遊びとして習慣化してしまったため。
後に、動物愛護団体からのクレームによって、こういった行為は禁止されることとなった。
3 音の出るサンダル禁止
イタリア南部に位置するカプリ島では、パカパカと音の出るサンダルを履くことが禁止されている。
周りにとって耳障りだからというのがその理由のようだが、リゾート地でサンダル禁止というのはなんとも厳しい。
うっかり履いて行ってしまった場合は、音を立てないように歩くしかなさそうだ。
4 クマのプーさん禁止
ポーランド中心部の町、トゥシンでは、遊園地などにおいて「クマのプーさん」の着ぐるみが禁止されている。
その理由が驚きだ。
プーさんは赤いシャツを着ているだけで、下半身がモロ出し状態なので、子供に不適切であるということらしい…。
考えすぎではないだろうか。
5 電球の交換禁止
オーストラリアのヴィクトリア州では、電球が切れたときに勝手に交換することが禁止されている。
ではどうすれば良いのかというと、電気技師などの専門家に頼まなければならないのだ。
違反した場合には罰金も科されることがあるという。
6 死ぬの禁止
スペインにある小さな町、ランハロンでは、かつて死ぬことが違法であるとされた時期があった。
これは、政府がこの町の住民のための「墓地」を確保するのに時間を要したため。
この少し変わった法律は、ほとんどの市民や政治家にユーモアとして受取られたため、特に問題は生じなかったらしい。
ちなみに、「死ぬ」こと自体を違法としたことがある国は決して少なくない。
例えば、ブラジルのとある町では、墓地の敷地が不足していたことを受けて、2005年に死ぬことを禁ずる法律が成立した。
また、イギリスでは国会議事堂の中で死ぬことが法律で禁止されている。
これは、議事堂内で無くなった人は「国葬」の対象となりうるかららしい。
7 掃除機禁止
オーストラリアのメルボルンでは、平日の午後10時~翌朝7時、土日の午後10時~翌朝9時の時間帯に掃除機を使用すると法律違反となる。
騒音に配慮してのことだろうが、ただ、この法律が無くても常識のある人なら夜中に掃除機は使わないような気が…。
8 汚い車禁止
ロシアのチェリャビンスクでは汚い車を運転する行為が禁止されている。
もし法律を破った場合は、2000ルーブル(約3000円)の罰金が科せられる。
9 歌うの禁止
ハワイのホノルルといえば、日本人観光客も多いが、意外な行為が禁止されている。
何と、日が沈んでから大声で歌を歌うことが法律違反なのである。
ジャイアンのようにシャウトしてしまっては一発アウトだろう。
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