【恐怖】今年のハロウィンで大注目の「カレン」とは何者か?

今年もハロウィンの時期が迫ってきました。

ハロウィンと言えば、路上で雄叫びを上げ、警察官に見つからないように破壊行為を……。

ではなく、コスプレです。

そして、ハロウィンのコスプレでお馴染みなのは、お化けゾンビ

もちろん、海外でもそれは同じ……かと思いきや、今年はちょっと事情が違います。

今年、海外で、ハロウィンのコスプレ候補として人気急上昇になっているのが、「カレン」なのです。

(アイキャッチ画像:Engin_Akyurt / Pixabay)

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何がカレンに起こったか?

カレンが人気だとは言っても、そもそもカレンとは誰なのか

実は、ここでいう「カレン」とは、特定の人物のことではありません。

重要なのは、名前それ自体。

カレン(Karen)というのは、海外ではよく見られる名前です。

1965年において、アメリカでは、新生児に付ける名として第3位の人気を誇っていました。

しかし、2018年においては635位

人気が下がった理由は、カレンさんの人口が増加し、平凡すぎる名前という印象が強くなったからかも知れません。

いずれにせよ、カレンという名は、平凡ではあるけれど、誰でも簡単に読めて、親しみやすい名前でした。

でした」と書いたのは、この名前は、もはや従来のカレンではなくなってしまったからです。

恐るべきカレン

現在、カレンという名は、ある特定のタイプの白人中年女性を指す言葉としても使われています。

その「特定のタイプ」の中身については、人によって定義の仕方が多少異なります。

しかし、大雑把に言って共通しているのは、以下のような特徴。

かなりの厚顔無恥

何にでも文句を言う

他人の迷惑など気にしない

自分こそが正義

納得のいかないことは徹底的に糾弾する

相手を絶望させるのも厭わない

極めて人種差別的

具体例を挙げるなら、次のような人のことです。

例えば、店で買物をした際、些末なことで激昂し、

マネージャーを呼べ!今すぐここにマネージャーを連れて来い!

と大声で怒鳴るおばさん。

あるいは、マスクを着用していないことを周りに注意され、それに対してブチ切れて、

何だテメエ、なんが文句あんのがゴラァァァ!

と凄みをきかせるおばさん。

一言で表現すれば、「誰もが関わりたくないと思う、厄介なおばさん」です。

すっかり社会に浸透してしまった「カレン」

非常にネガティブな意味合いを持つことになった「カレン」ですが、今ではすっかりこの意味が定着しました。

一部の若者だけが使うスラング、というわけではありません。

例えば、新聞でも、何らかのトラブルを起こして逮捕された中年女性のことを、その人の本名は使わず、「カレン」という名で代用することもあるのです。

また、最近のリサーチによると、イギリス国民の6割以上の人が、カレンという名前にネガティブなイメージを抱いているとか。

ちなみに、カレンという名前がこのような意味を持つに至る原因を作ったのは、一説にはアメリカ人コメディアンのデイン・クックだとされていますが、正確な由来ははっきりしていません。

ごく普通のカレンさんに訪れた試練

カレンという平凡な名前に、「社会の厄介者」というイメージが付いてしまったがために、迷惑を被っている人たちがいます。

それは、言うまでもなく、カレンという名を持つ、ごく普通の人たち

妙な意味合いが付加されたせいで、日常的に不愉快な思いをする機会が増えた、というカレンさんは少なくありません。

例えば、サンフランシスコ在住のアジア系アメリカ人で、企業の経営管理を担当しているカレン・チャンさんもその一人。

彼女は、近々フィアンセと結婚するのを機に、名前を変えることを真剣に考えているとか。

誰も読めないような、キラキラネームを親に付けられたというのならまだしも、誰もが読める平凡な名前を変えねばならないというのは、皮肉な話です。

「カレン」の実例

ではここで、迷惑極まりない「カレン」の実例をご紹介しましょう。

犬に蹴りを食らわすカレン

犬schroederhund / Pixabay

2020年6月9日、イングランド北部のヨークで、アジア人男性が公園で犬の散歩をしていたところ、51歳の女がいきなり彼に絡んできました。

二人の間に面識は無く、彼は本当にただ散歩をしていただけです。

そのことから察するに、この女は、目の前にアジア人がいるということに我慢ならなかったのでしょう。

彼女は、人種差別的な言葉を男性に浴びせると、唾を吐きかけました。

さらに、それだけでは収まらず、彼の連れている犬にも蹴りを一発

その後、この女は逮捕されていますが、何とも恐ろしい話です。

車のウィンドウを叩き割るカレン

ハンマーmoritz320 / Pixabay

2020年6月、米国ロサンゼルスのチャッツワースにある、エディ・ペレスという男性の自宅前で、路上に停めてあった彼の車を隣人の女が襲撃するという事件がありました。

その女は、両手にハンマーを握りしめ、「二刀流」で車のウィンドウを叩き割っていたのです。

その時、彼は自宅にいなかったのですが、たまたま家にいた彼の妹が、何かが割れる音に驚き、家の外に飛び出して、女の犯行を目のあたりに。

彼女がスマホで犯行の様子を撮影していると、その女はハンマーを持ったまま近づいて来て、

この町から出ていけ!クソ野郎!

メキシコへ帰りやがれ!

と怒鳴っていたとか。

この女も、程なくして逮捕されていますが、コロナウイルスの影響のため、すぐに釈放されています。

「お菓子をくれないとイタズラするぞ」はもう古い(?)

ハロウィンPexels / Pixabay

上記のようなカレンは、今年のハロウィンにおける仮装として、人気がグングン上がってきているそうです。

具体的にどういう格好をするのかと言えば、ブロンドのウィグを被って、

マネージャーと話がしたい

と英語で書かれたTシャツを着ます。

これで「仮装」と言えるのか、ちょっと微妙な気もしますが、ハロウィンは相手を怖がらせるようなコスプレをするのが基本ですから、周りを恐怖させるという意味では、「カレン」を思わせる格好は、ピッタリといえるでしょう。

今年のハロウィンは、「お菓子をくれないとイタズラするぞ」の代わりに、「お菓子をくれないならマネージャーと話をさせろ!」になるのかも知れません……。

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