自宅のチャイムを鳴らす者で、最も多いのは、やはり運送業者でしょう。
運送屋であれば何ら問題は無いのですが、少し困るのは、例えば新聞の勧誘。
しつこい人は本当にしつこいです。
かつて新聞は、「インテリが作ってヤクザが売る」と言われたほど、その勧誘についてはトラブルが絶えなかったとか。
しかし、今回ご紹介するのは、そんな人たちよりヤバい訪問者です。
〈originally posted on March 28,2020〉
1 お馬鹿で不幸な窃盗犯
2018年11月19日、米国フロリダ州アポプカ市で、シェリー・ドレイヴという女性宅のドアカメラが、不審な女の姿を捉えました。
その女は、玄関口までスタスタと歩いて来ると、そこに置いてある大きめのボックスを、まるで回収業者か何かのような感じで、素早く持ち去ったのです。
付近の住民がその様子を見ても、窃盗が行われているとは思わないかも知れません。
犯人の女は、そのボックスを車に乗せて逃走しました。
ところが、その直後、犯人はボックスを車から投げ捨てたのです。
それもそのはず、ボックスの中に入っていたのは、500匹を超える虫でした。
ちなみに、こんな虫。
(ウィキペディアより)
ドレイヴは、ペットとして飼っているトカゲの餌として、それらの虫を購入していたのです。
ボックスを開けて驚く犯人の顔が、ドアカメラに収められていたら最高だったのですが、残念ながらその映像はありません。
ドレイヴは、この体験をフェイスブックに投稿し、世の窃盗犯に対し、次のようなアドバイスを書き込みました。
・玄関口にセキュリティカメラが無いか確認すること。
・荷物を盗む前に、その中身を確認すること。
2 謎のゴースト
2018年11月某日、カナダのオンタリオに住むメーニ・ピトサイアは、ペットの犬が、家の外で吠えているのに気づき、外に出ました。
ちょうどその日、荷物が配達される予定だったので、彼女はそれが届いたものと思ったのですが、ドアの前には誰もいません。
不安になって、ドアカメラの映像を確認してみると、背筋の凍りそうなものが映っていました。
何か、人の形をした、靄のような物が画面を横切っていたのです。
それはまるで、光学迷彩のスーツを身にまとっているかのようでした。
何も見えないが、確実に何かがいる。
ということは、幽霊?
この「幽霊説」を裏付ける事実があります。
謎の人影は、玄関前に置いてあるベンチの方から移動していました。
そのベンチは、かつて彼女が、親しい男性から、その人が亡くなる直前に貰い受けたものだったのです。
さらに、謎の人影が現れたのは、彼の命日の数日前だったとか。
犬が吠えたとき、ドアカメラのセンサーが反応しているので、「誰か」がそこにいたのは確実。
これらの事実から考えると、ドアカメラに映っていたのは、やはり……。
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3 ドアホンを3時間舐め続ける男
自宅への訪問者で、最も恐ろしいのは、言うまでもなく強盗犯です。
特に危険なのが、アポ電強盗。
昨年は、4~12月の間で、9万件を超えるアポ電があったと報告されています。
しかし、場合によっては、誰にも何の危害も加えていないのに、ヤバいオーラ全開の奴が訪ねてくることもあります。
2019年12月31日、米国カリフォルニア州サリナス市で、シルビア・ダンガンという女性宅のドアカメラに、奇妙な男が映っていました。
男の名前は、ロベルト・ダニエル・アロヨ(33)。
この男、ドアホンを、3時間も舐め続けていたのです。
その間、シルビアと夫は外出中でしたが、彼らの子供たちは家で寝ていたとか。
結局、誰も危害を加えられておらず、何も盗まれていません。
その点では、強盗犯が来るより遥かにマシですが、それにしても不気味。
ドアホンを舐めることに何の意味があったのかはよく分かりません。
ちなみにロベルトは、隣家の敷地にも侵入していました。
シルビアは、この事件の取材に対し、ホームセキュリティの重要性を再認識した、とコメントしています。