ゆうしゃは そうりょと ホモセクシャルな
かんけいに なった!
かしこさが 2あがった!
冗談はさておき、人間の賢さを決めるものは何なのか。
普通に考えれば、遺伝的要因や育った環境、そして本人の努力ということになるでしょう。
もちろん、本人の努力が一番重要なのは間違いないでしょうが、それでも「育った環境」もかなり重要な要素ではないでしょうか。
例えば、鳩山由紀夫元首相の家系は曽祖父の代から東大卒ばかりですが、鳩山家では昔から食卓の前に黒板が置かれ、その日の勉強で分からなかった部分があれば食事中だろうと何だろうとその黒板を使って疑問を解消していたそうです。
また、子育ての方針として絶対に幼児語は使わず、相手が子供であっても丁寧語で接していたとか。
東大に合格するのも納得という感じですね。
ところで、こういった環境的要因の他にも知能に影響すると見られる意外なものがあるのです。
以下にご紹介するものは、その全てについて完全に因果関係が立証されているわけではありませんが、どれも非常に興味深いものです。
〈originally posted on July 13,2016〉
1 チョコレートとノーベル賞
人口1千万あたりのノーベル賞受賞者の数で上位を占める国々と、それらの国におけるチョコレート消費量との関係をグラフ化したところ、面白い事実が判明しました。
ノーベル賞の受賞数とチョコレートの消費量とは、ほぼ比例関係にあったのです。
もちろん、このデータだけで「チョコを食べる人ほど頭が良い」と結論づけるのはあまりに短絡的でしょう。
仮に、両者の間に何らかの関係があるとしても、原因と結果が逆という可能性もあります。
つまり、
頭の良い人は脳を酷使する
↓
脳のエネルギー源として糖分が欲しくなる
↓
チョコくれよ、チョコ!
ということなのかも知れません。
いずれにせよ、チョコレートは健康にも良いと言われていますから、適度に食べる分には何の害も無いのは間違い無さそうですね。
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2 毛深い男と知性
(さすがにこんな男はいない)
「毛深い男は女性にモテない!」
こう思っている男性は少なくないでしょう。
あるメンズ脱毛クリニックのリサーチによれば、女性の約85%が、毛深い男性に不快感・嫌悪感を抱いているそうです。
ちなみに僕はかなり毛深いほうなので、世の女性の85%に嫌われていることになります。
それはさておき、そんな毛深い男性にも隠れたメリットがあるかもしれません。
ある研究によれば、知能指数が高く、研究職に就くような男性には毛深い人が多いのだそうです。
といっても、これはあくまで統計上の結果に過ぎないので、毛深いから知性的であるとまでは言えないように思いますが、それでも何らかの関連性がある可能性も捨て切れません。
ちなみに、このように体の部分的な特徴と知能を関連付ける例は他にもあります。
プリンストン大学の研究によると、背の高い人は低い人よりも一般的に聡明で、経済力が高い場合が多いそうです。
これに関してはスタンフォード大学においても、14000人の子供を対象に行った調査で、背が高いほど知能指数も高い傾向にあるという結論が出されました。
また、シカゴで1200人を対象に行われた研究によれば、胸が大きい女性ほど大脳のサイズも大きく、胸の小さな女性より平均的にみて約10ポイントほど知能指数が高いそうです。
胸の大きい女性は、栄養が全部胸にいってるから余り賢くなさそう、と思っている人がいそうですが、現実はその逆なのかもしれません。
3 ホモセクシャルと知能の高さ
ある心理学的研究によると、過去にホモセクシャルのパートナーが多くいた人ほど、より知性的である傾向が強いそうです。
その理由としては、ホモセクシャルであること自体が、ある意味、知的好奇心の現れだと考えられるからだとされています。
また、社会的な偏見・差別に対抗するために、自分の内面を鍛えようとする動機が強いからとも言われています。
4 神を信じない人の知能指数
2008年に行われたある研究では、知能指数のテストで高いスコアを出した人ほど、無神論者が多いという結果が出ました。
より具体的には、高得点を出した被験者のなかで、無神論者が最も多く、その次に多かったのが不可知論者(仮に神がいたとしても、人間には認識できないとする立場の人)で、逆に最も少なかったのが、神の存在を信じている人たちだったのです。
5 独身生活と記憶力
「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです」
某ドラマで有名になったこの台詞は、女性が言う場合は、自分の信念に従って生きるプラスのイメージがありますが、男性が(特に女性の前で)言う場合は、思いっきり失笑を買うのは確実です。
それはともかく、独身生活を長く続けることは、あるデメリットにつながる可能性があります。
フィンランドで50歳~70歳の被験者1400人を対象に行われた研究によれば、顕著な記憶力の低下や認知症の傾向が見られた人の多くは、それまでの人生のほとんどを独身で過ごしてきた人たちでした。
これは、一人暮らしだと食生活が乱れがちになり、その結果栄養が偏るから……ではないのです。
(これがリア充というものなのか)
結婚して家庭を持っている人と、独身街道をバク進中の人との決定的な違いは、家にいるときの会話の多さです。
結婚している人の家庭では、夫婦仲が良いにせよ悪いにせよ、毎日必ず会話が交わされます(二人の関係が絶対零度の場合は別ですが)。
そしてこの会話が脳を刺激し、ひいては記憶力の低下を防いでくれるのだそうです。
毎晩、仕事から帰ってきたら、誰とも会話をすることなく、ゲームをしたり、「トラップ・レーダー」などといったブログを書いたりしているような独身男は、将来的に、脳がどんどん退化するでしょうね。
6 日本語 vs 英語
日本語と英語はどちらが優れた言語なのか。
などという疑問は明らかに愚問でありましょう。
言語それ自体の優劣を論じることは、民族やその文化について順位を付けるようなものです。
ただ、日本語と英語とでは「有用性」という面で差があるのも事実。
英語は地球の人口の約4分の1が使っていると言われるのに対し、日本語を使うのは、基本的に日本人だけ。
では、日本語には英語に勝るメリットは何も無いのかというと……。
それがあるのです。
その鍵となるのが「未来形」の有無。
ご存知のように、英語では未来のことを表現するときは原則的に未来形を使います。
一方、日本語には英語と同じような未来形は存在しません。
英語であれば未来形を使う文でも、日本語では未来形などという特別な形は不要です。
そしてこの違いが、ある意外な結果を生んでいるかもしれないのです。
イェール大学マネジメントスクールのキース・チェン教授が76ヶ国を対象に行った研究によると、日本語のように未来形を持たない言語を使用する国の方が、英語のように未来形を持つ言語を使用する国よりも、健康面や経済面でより良い決断を下している人が多いという結果が出ました。
この驚くべき違いの原因については、未来形を使う人々は、現在と未来を切り離して捉えるので、現在の状況のみに基いて決断する傾向が強いのに対し、未来形を使わない人々は、現在も未来も一体として捉えるので、将来のことを視野に入れた決断をする傾向が強いからではないかと考えられています。
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