一体どこの誰がこんな妙な物を買うというのか。
必要な物ならほぼ何でも揃っているアマゾンは、特に必要のない変な物も揃っています。
アマゾンだけでも変な商品は山ほどありますが、アマゾンに限定しなければ、ネット上には意味不明の商品が溢れかえっています。
今回は、そんな商品の中から選りすぐりの物をご紹介します。
〈originally posted on August 25,2018〉
1 暗闇で光るトイレットペーパー
ネタとして買うのならともかく、実用性ゼロと思われる変なトイレットペーパーがこれです。
そもそも、真っ暗な状況で用を足すこと自体が普通は無いでしょうから、夜中にトイレに行ったときに、わざわざ電気を消して、ほんのり光るトイレットペーパーを確認するくらいしか使い道が思いつきません。
気になるお値段は、日本円で1ロール600円前後。
ネタ用に買うにしても高い。
しかも困ったことに、アマゾンのレビューを見てみると、「全然光らない」「インチキだ」という声が多いのです。
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2 屋内用の雪玉
子供のころに雪合戦をした経験のある人は多いでしょうし、子供のいる家庭では大人になってもそういう機会があるはず。
中には、出来ることなら年がら年中雪玉をぶつけ合いたいという雪合戦マニアの方もいるかもしれません。
そういう人の夢を叶えてくれるのが、屋内用の雪玉です。
と言っても、もちろん本物の雪玉ではなく、雪玉そっくりに作られた、直径約7.5センチの柔らかいボール。
商品説明文によると、この商品は、二人の主婦の発明によるもので、子供たちにゲームやスマホなどの存在を忘れさせ、思いっきり体を動かして遊んでもらうのが目的なのだとか。
推奨年齢は、3歳から103歳となっています。
3 頭蓋骨
人の趣味・嗜好というのは様々ですから、頭蓋骨が欲しくてたまらない人がいてもおかしくはありません。
そして意外なことに、とりあえずお金さえあれば誰でも頭蓋骨は入手できます。
「スカルズ・アンリミテッド」というサイトは、おそらく世界で唯一頭蓋骨をネット販売している所です。
ダークなサイトかと思いきや決してそんなことはなく、取り扱っている頭蓋骨は全て合法的に手に入れた物で、販売目的も教育や医療、研究のためとなっています。
不正な手段で仕入れていないだけあって、ヒトの頭蓋骨の数は極端に少なく、他は動物の物が販売されています。
4 テントウムシ1500匹
昆虫が好きでたまらないという人は、大量の蠢く虫に癒やされるのも良いでしょう。
千円でお釣りがくる値段で、袋詰めされた1500匹のテントウムシが買えます。
もちろん全て生きています。
商品説明文によれば、誕生日パーティーにピッタリとのこと。
なるほど。
確かに、誕生日と言えばテントウムシです。
プレゼントとして渡すもよし、ケーキの上にぶちまけてカオスな光景を楽しむもよし。
レビュアーの評価はおおむね好評。
自宅の庭で使用する人が多いようです。
低評価を付けている人は、その理由として、配達されたときにテントウムシが死んでいたことなどを挙げています。
5 メッセージ付きのジャガイモ
お世話になった人に何か贈り物がしたい。
そういう場合は、感謝のメッセージを書いたジャガイモを贈ってみるのも良いかもしれません。
送料込みで千円を超えてしまいますが、品質の高いジャガイモに、黒のジェルインクでどんなメッセージでも書いてくれます。
簡単なものであればイラストも可能。
購入者の評価はかなり高めです。
親しい相手に冗談として贈るには最適だという人が多く、中にはボーイフレンドのために買って最高にウケたという人も。
しかし、低評価のレビューの中にはこんな意見も……。
ジャガイモ1個に14ドル?
店に行って一袋5ドルのやつを買って、自分で書けばいいじゃん。
世の中どうなってんだ?
ごもっとも。
6 人間の脂肪(のレプリカ)
の手術で得られた脂肪の塊が店頭で売られていたら怖すぎますが、本物の脂肪ソックリに作られたレプリカならネットで簡単に手に入ります。
お値段は450グラムで3000円前後。
こんなものが何の役に立つのかと思われるでしょうが、購入者の大半は、ダイエットが目的のようです。
少々グロテスクな脂肪の塊を目に見える所に置いておくことで、ダイエットを強く意識させるのです。
食卓の上に2~3個配置しておけば、食べるときに嫌でも脂肪を見ることになりますから、過剰なカロリー摂取を防止できます(多分)。
7 UFO探知機
2012年に行われたリサーチによると、アメリカ人の33%はUFOの存在を信じており、また、10人に1人は実際に見たことがあるのだとか。
地球上で、本当にUFOや宇宙人の証拠があるとすれば、そんな物を保管しているのはアメリカ(のエリア51)以外には無いでしょうから、この数字は納得できます。
そんな国だからこそ、UFO探知機などという代物も販売されているのでしょう。
UFOが近くにいると、LEDと音で知らせてくれるそうです。
平均の評価は星4つ。
星5つと星1つを付けている人が最も多く、いずれの場合も比較的まじめにレビューしている人と、読み手を笑わせる気満々の人とに分かれます。
価格が日本円で約1万円であることを考えると、話のネタとして購入するのもやや憚られます。
8 ユニコーンの肉
馬刺しが大の好物だけれど、頻繁に食べるのでちょっと飽きてきたという方にオススメなのが、ユニコーンの肉。
伝説の一角獣の肉が、缶に入って送料込みで20ドル強。
お察しの通り、本物の動物の肉は入っていません。
ユニコーンのぬいぐるみの頭や脚を切断したものが缶の中に詰めてあるだけです。
それが分かってしまうと何ということはない商品ですが、冗談の通じる相手に贈ってみるのもいいかもしれません。
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9 ノー・フォン
勉強に集中しないといけないのに、ついついスマホに手が伸びてしまう……。
こういった悩みを抱えている受験生は少なくないでしょう。
そういう人にオススメなのが、「ノー・フォン」です。
パッと見た感じはスマホそのものなのですが、実際に手に取ってみると、スクリーンが無く、カメラも無く、バッテリーもありません。
いわば、ただの黒い板です。
しかし、この黒い板が持つ可能性は計り知れません。
現在持っているスマホを思い切って売り払い、ノー・フォンを愛用する生活に切り替えれば、何もかもが別世界。
煩わしい電話やメールのやり取りから開放され、バカ高い携帯料金を払う必要も無く、うっかりノー・フォンを落としても画面割れにビビることはありません。
さらに、ノー・フォンを何気なく手に持っているだけで、周りの人からは注目されまくり。
一躍人気者です。
たった1500円程度の出費で正に良いこと尽くし。
買わない手は無いでしょう……。