最後に声を出して笑ったのは、おそらくもう10年以上前ではなかろうか。
それくらい笑っていない。
笑っていないとは言っても、それはあくまで「本心から」ということ。
周りが爆笑している状況で、一人だけ仏頂面でいられるほどの図太い神経を、あいにく僕は持ち合わせていない。
よって、愛想笑いはそれなりにしているのだ。
しかし、自然な感じで爆笑するなど、今の自分には到底考えられない。
一体なぜこうなってしまったのか……。
〈originally posted on October 1,2014〉
1 お笑い番組を見過ぎた代償?
お笑い番組が好きで、幼いころからその手の番組を見まくっていたせいか、お笑いを見る目が無駄に肥えてしまった。
そのせいなのか、どんなお笑いを見ても「笑いのパターン」が読めてしまい、あまり面白く感じなくなっていった。
「フフン」と鼻で笑うことはごく稀にあるが、声を出して笑うことはまず無い。
無理に笑わないようにしているわけではないし、どちらかといえば笑いたいのだが、どうにも笑えない。
お笑い番組を見過ぎたから、という理由だけでこうなるものなのだろうか。
ひょっとして、うつ病?。
そう不安を感じてネットで色々と調べてみると、多少はそういう要素があるように思える。
あくまで独自の判断ではあるが……。
ただ、食欲が無くなるというような、生活に支障をきたすことは無いので、そこまで重症ではないはずだ。
それにしても、「笑えない」という事態は何も変わらない。
2 笑わないとどうなるのか
病気でないのなら、単に笑わない生活を送ったところで特に問題は無さそうである。
ただ、ちょっと心配になったので調べてみた。
といっても、笑わないでいるとどうなるか、という変な疑問に答えてくれるサイトは見つからなかったので、逆に、笑うとどういう効果があるのかを解説しているサイトを探し出してみた。
それによると、人間は笑うことで、脳内で「記憶」に深く関わっている「海馬」が活性化して記憶力の向上につながるようだ。
ということは、逆に言えば、普段まったく笑わない生活を続けていると、記憶力は全く良くならないということになる。
良くならないだけではなく、悪くなるのではないかと思わせる事実がある。
うつ病の患者は海馬が萎縮している傾向があるらしいのだ。
それを考えれば、まったく笑わない生活が続くと、海馬の機能が鈍る可能性もあるのではないか。
筋肉も使わなければ衰えていくように、笑うことが無ければ、笑いに関係した脳の機能が衰えていくことは十分にありうるように思える。
恐ろしい話だ。
笑わない生活のデメリットが、他に無いことを祈る。
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3 うつ病でない場合のほうが怖い
僕がもしうつ病なのであれば、それを治療することで「笑い」のある生活を取り戻せる可能性がある。
しかし、うつ病でも何でもないのなら、まったくの健康体でありながら何を見ても笑えない、という本当に「笑えない」事態が発生しているということだ。
どちらかといえば、そっちの方が怖い。
この先の人生、本気で声を出して笑うこともなく、海馬がどんどんポンコツになりながら死んでいくのだろうか。
そういえば最近、ほんの数十秒前に見た物が思い出せないことがある。
いよいよヤバイのか?
4 追記(2020年10月)
この記事を投稿してから、ちょうど6年が経過した。
で、僕の「笑いの無い生活」に、何か変化はあったのかというと……。
何も無い。
笑わない生活は、そのままである。
つまり、現時点で、もう10年以上も声を出して笑ったことが無い。
よって、記事のタイトルも「10年以上~」に変更した。
こういう生活を続けているとどうなるか。
まず、笑わないのが当たり前になるので、笑いが無いからといって、気分が暗くなったりはしない。
至って普通である。
「愛想笑い」というスキルは習得済みなので、人間関係も特に問題ない。
ちなみに、無理矢理笑顔を作ってみると、顔の筋肉が少し痛い。
笑顔を作ることが極端に少ないので、顔筋がなまりになまっているのだろう。
笑わない生活を10年以上も続けて分かったのだが、笑わないからといって、生活に支障をきたすことは、まず無い。
おそらく、僕は、このまま死ぬまで笑うことは無い。
しかし、だからどうということは無い。
全く笑わないという、ただそれだけのことである。
memeとかボケテとかどうですかね。
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