危険な犯罪者(予備軍)であるという印象を持たれがちなサイコパス。
我々の周りにも、おそらくサイコパスの特徴を備えた人物は存在しています。
ひょっとすると、自分自身がそうである可能性も……。
以下に挙げる特徴の全てにバッチリ当てはまっている人は、サイコパスかも知れません。
(アイキャッチ画像:maraisea/Pixabay)
〈originally posted on January 18,2020〉
1 ラップをよく聴く
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アメリカのニューヨーク大学で、200人を対象に行われた実験によれば、音楽の好みで、その人が持つサイコパスの傾向がある程度分かります。
実験の中では、質問形式のテストによって被験者のサイコパス傾向を調べ、さらに、彼らに260曲の歌を聞いてもらい、好みの曲を選ばせました。
すると、最もサイコパス傾向の強い被験者たちが、好みの曲として選んだのが、ラップソングだったのです。
代表的なアーティスト名を挙げると、エミネムやブラックストリートなど。
この研究の目的の一つは、社会に存在するサイコパスを特定する手段を明らかにすること。
研究を主導したパスカル・ウォリッシュ教授によると、サイコパスは、映画の中のイカレタ殺人鬼とは異なり、普通の人間との区別が難しいのだとか。
この研究結果には、まだ不確定な部分もあるそうですが、今後、さらに研究が進めば、相手の音楽の好みを聞くだけで、その人のサイコパス度が推測できるようになるかもしれません。
2 苦い味を好む
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音楽以外でも、サイコパス度を知る手がかりはあります。
オーストラリアのインスブルック大学で行われた研究によれば、苦い味を好む人は、サイコパスの傾向が強いのだとか。
具体的には、苦味を好むことは、サディスティックな性格と関連性があるそうです。
そういう性格をしている人は、他人にネガティブな体験をさせることに肯定的。
職場には、あまりいてほしくないタイプかも知れません。
苦味の強い嗜好品といえば、最もポピュラーなのは、やはりコーヒーでしょう。
よって、コーヒーはブラック以外一切飲まないという人が身近にいる場合、その人は、少々危険な内面を持っている可能性があります。
3 自撮り写真をインスタグラムに投稿しまくる
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普段から、自撮りばかりしている人がナルシスト的なのは、誰でも容易に想像できます。
しかし、オハイオ州立大学のジェシー・フォックス教授によると、自撮り写真をインスタグラムに投稿しまくっている人は、サイコパス度が高いそうです。
ただし、これは、自撮りをして、その写真をすぐさまアップロードする人に限定されます。
写真を加工・修正して、少しでも見栄えを良くしてから投稿する人は、サイコパスの可能性は低いのです。
同教授の話では、重要なのは「衝動性」なのだとか。
自撮りをした直後に、間髪を入れず、それを投稿したくなる性格が、サイコパス度に影響するのです。
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4 無神論者
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アメリカのケース・ウェスタン・リザーブ大学での研究によると、無神論者は、大脳の特定の部位の使われ方が、サイコパスとよく似ているそうです。
同大学のリチャード・ボヤツィス教授の話では、無神論者は、自己中心的、衝動的であり、また、社交性に欠ける面があります。
一方、信心深い人の場合、自分の行動は「神のお導き」の結果だと考えるので、自己分析能力が弱く、それゆえ、無神論者に比べると知性が低い傾向があるそうです。
その代わり、信心深い人は、無神論者よりも社交性や、他人の感情を理解する能力が高め。
連続殺人を犯したサイコパスの中には、高い知性を持つ者が少なくないですが、この研究結果は、その事実と整合性があるといえそうです。