物を落としただけで起きた悲劇5選

井戸

我々は日常的に、色んな物を落とします。

電子マネーでの支払いがあまり進んでいない日本では、レジで小銭を落とす人は珍しくありません。

小銭くらいなら拾えば済む話ですが、財布そのものをどこかで落としてしまった場合は悲惨です。

お金とともに個人情報も他人の手に渡ってしまいます。

悲惨といえば、筆者はまだ未経験ですが、便器の中にスマホをポチャッ、というのもかなりキツイ。

しかしながら、これからご紹介する事例に比べれば、こういうのはまだまだ序の口

ただ単に物を落としただけなのに、信じがたい運命が待っていた人たちの話をご紹介します。

(アイキャッチ画像:Kapa65/Pixabay)

1 ピザを床に落としただけで彼女にボコボコにされた彼氏

ピザ

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イングランドのグレーター・マンチェスターに住むサミュエル・ムーアクロフトには、付き合って5年になる彼女との間に3人の子供がいました。

彼女であるカースティとの仲はあまりよろしくなく、ちょっとしたことで喧嘩になることもしばしば。

そんな二人が、ある日、ピザをテイクアウトして、家に持ち帰ったときのこと。

サミュエルがピザをテーブルに置こうとして、うっかり何切れか床に落としてしまったのです。

彼はすぐに、カースティに謝りました

しかし、彼女の中では既に、「なにピザ落としてんだよテメーぶっ殺すぞ」的な、おっかないスイッチがONになっていたのです。

カースティは、キッチンナイフを手に取ると、台所のドアの前で仁王立ち。

ナイフ

Victoria_Borodinovaixabay

そして、

これをアンタの喉に突き刺してやるわ!

と言いながら、ナイフをちらちら見せつけます。

これに対しサミュエルは、「もうウンザリだ!」と言い放つと、二階の自室へ

服を着替えた彼は、家を出ていこうとしました

それを見たカースティは、得物をナイフからバットに替えて、彼の行く手を阻みます。

流石にこれはヤバいと察知したのか、サミュエルは力ずくでバットを奪取

これで彼女を無力化できたと思った彼は、そのまま玄関へと向かいます。

しかし、彼は少々甘く見ていました、カースティの恐ろしさを

ドアを開けて家から出ようとするサミュエルに、彼女は、いつの間にか手にしていたバールを振り回しつつ襲いかかりました

バール

〈これがバール〉

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攻撃を食らいながらも、彼は何とか車までたどり着き、警察に通報してから母親の住む実家へ。

その後、病院で治療を受けたのですが、彼は頭部に8針を縫う怪我を負っていました。

刑事裁判の結果、カースティは懲役18ヶ月執行猶予2年を言い渡されています。

2 香水を足に落とした結果、足を切断した女性

香水

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イギリスのランカシャー在住のジル・ハディントン(43)という女性は、2015年9月某日の朝、出かける用意をしているときに、台の上にあった香水を、足の上に落としてしまいました。

直方体の空の瓶がゴスンと直撃し、右足に激痛が走ります。

足に物が落下するのはかなり痛いですが、普通は時間が経てば痛みは治まるはず

しかし彼女の場合、いつまで経っても痛みが引くことはなく、やがて足は倍に腫れ上がり、つま先は内側に湾曲し、まともに歩行すら出来ない状態に

2016年5月、彼女は、「慢性局所疼痛症候群」であると診断されました。

これは、ある怪我をきっかけに、強い痛みがいつまでも持続するという症状。

この翌年、痛みに耐えながらの人生と決別するべく、彼女は、医師のアドバイスとは逆に、右足を切断することを決めました。

その後、手術は成功し、現在、彼女の右脚は、膝から下が義足になっています。

ジルが手術を決めたとき、家族は猛反対したそうですが、何の痛みも感じることなく、自由に外を歩き回れることの方が、彼女にとっては遥かに大事なようです。

3 プロポーズの瞬間に婚約指輪を落とした男性

橋

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一生に一度(人によっては二度、三度)のプロポーズで、彼女に指輪を差し出す瞬間は、彼氏にとってはかなりドキドキするものでしょう。

それだけに、絶対に失敗は許されません。

2017年、米国ミズーリ州カンザスシティに住むセス・ディクソンという男性が、湖に架かった橋の上で、友人たちが見守る中、彼女にプロポーズしました。

そしてポケットから小箱を取り出し、フタを開けたその瞬間

箱から指輪が飛び出し、橋の上をコロコロと転がります

運の悪いことに、橋板のわずかな隙間から指輪が落下

水の中へと消えていきました。

その後、仲間の協力を得つつ、湖にダイビングして指輪を探したのですが、2500ポンド(約33万円)の指輪は、今も湖底に沈んだまま

非常に残念なプロポーズに終わってしまいましたが、ディクソンとその彼女は、「いい話のネタができた」と言って、むしろプラスに捉えているようです。

鉄格子

PublicDomainPictures/Pixabay

プロポーズの日に指輪が消えてしまった例は他にもあります。

2018年12月、イギリス人のジョン・ドレナンという男性が、ニューヨークのセントラルパークで彼女にプロポーズし、婚約指輪を贈りました。

プロポーズ自体は何の問題もなく、ロマンチックな雰囲気のまま成功。

ところが、それから二人でタイムズ・スクエアを歩いているとき、彼女の指から指輪がスルリと抜け落ち、これまた運の悪いことに、地面の鉄格子を通過して下水道へ

これは、彼女がうっかりしていたというよりは、指輪のサイズが大きすぎたのが原因。

ただし、彼らの場合、先程のディクソンとは異なり、後でニューヨーク市警が指輪を回収してくれました。

4 法廷で証拠の銃を落としたがためにこの世を去った弁護士

法廷

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2019年11月、南アフリカ共和国のクワズール・ナタール州、イクソーポ地方裁判所で、不幸な「事故」が発生しました。

ベテラン弁護士である、アドレイド・フェレイラ=ワットという女性が、事件の証拠品であるショットガンを法廷内に持ち込んだところ、それを床に落としてしまったのです。

普通であれば、証拠としての銃と弾丸は、別々の袋に入った状態で保管されているはずであり、弾が装填された銃が裁判で使用されることはありません。

しかしこのとき、どういうわけか、そのショットガンには弾が入っていました

ショットガンは、落下した拍子に暴発し、発射された弾が彼女の体に直撃

すぐに病院に運ばれましたが、彼女の命は助かりませんでした。

アドレイドには、リンゼイという一人娘がおり、彼女は近く結婚する予定だったとか。

警察はその後、故意による殺人の可能性を視野に入れて、捜査を開始しています。

5 井戸に小銭を落とした男(そして7人死亡)

井戸

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最後にご紹介するのは、物を落としたのをきっかけに起きた最も不幸な事故

2014年6月、カンボジア北西部、シェムリアップ州にある村で、一人の男性が、井戸の中に小銭を落としました

小銭の額は、3000リエル(約60円)。

その井戸は、長年放置されていた古いもので、水は完全に枯渇し、上から底が見える状態。

そこで男性は、小銭を拾うため、自分で井戸の底まで降りたのです。

水が無いのだから、特に危険を伴う作業ではないように思えます。

しかし、井戸の底で彼は気を失いました

その原因は、酸欠

彼が降り立った場所は、酸素が非常に薄くなっていたのです。

そして、男性が井戸の底で倒れているのを、彼の親戚が目撃し、救助するべく次々と井戸を降りて行きました

その人数は、全部で6人(そのうち2人は女性)。

結果的に、最初の男性を含め、計7人が命を落とすことに。

3000リエルという金額は、カンボジアではミネラルウォーター1本分くらいに過ぎないのですが、そのお金を回収しようとしたことの代償は、あまりに大きすぎました。

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