この世で最も退屈なモノ5選

あー退屈。

退屈すぎて死ぬー。

外出自粛が強く求められている現況では、したいことが出来なくてストレスを溜めている人が多いかも知れません。

小さな子どもであれば、公園で友達と遊びたくてイライラしていることでしょう。

しかし、そこはグッと堪えねばなりません

欲求を全力で抑えないことには、新型コロナウイルスには勝てません。

誘惑に負けて、パチンコ屋の前に並んだり、沖縄旅行に行ってる場合ではないのです。

少しお説教じみた書き出しになってしまいましたが、我々一人ひとりが適切な行動を取らないと、今の状況は絶対に変えられません。

(アイキャッチ画像:geralt/Pixabay)

1 世界一退屈な仕事

ペンキ

StockSnap/Pixabay

イギリスにある「アクアテック・コーティングズ」という、塗料を製造する会社には、一見するとかなり退屈に思える仕事があります。

それは、ペンキが乾くのを待つ仕事

壁に塗られたペンキが乾くまでにどれくらいの時間を要するのかを、人間の感覚で計るのです。

実際にやることは、壁や床のペンキをじっと凝視するだけ。

時々、ペンキを指で突いたりもしますが、基本的にはただじっと待つだけの、非常に地味な仕事です。

しかしこの仕事、その地味さとは裏腹に、極めて重要な役割を担っています。

例えば、地下鉄の構内において、壁や地面にペンキを塗る場合、午前3時~5時の間に全ての作業を終えねばなりません。

しかも、始発電車に乗る人々が駅構内にやって来るまでには、ペンキが完全に乾いていなくてはならないのです。

よって、ペンキが乾くまでの時間を測定するのは、ペンキの品質をチェックするために不可欠。

かつて、同社でこの仕事をしていたキース・ジャクソンという男性は、

退屈な仕事かもしれないが、人々が地下鉄を快適に利用するためには重要な仕事なんだ

と語りました。

2 最も退屈な年齢

男性

mhouge/Pixabay

人生で一番良い時なんて人それぞれでしょうし、最も退屈な時期もまたしかり。

しかし、そこを敢えて明らかにするとどうなるのか。

2017年、宿泊施設のレンタルでおなじみの「Airbnb」が、2000人の男性を対象に行った調査によれば、人生で最もエキサイティングな年齢は、27歳。

そして、最も退屈な年齢が、39歳です。

仕事に面白みを感じ、経済的にも潤い、プライベートも充実してくるのが、平均的に見て27歳ということなのでしょう。

一方、30代に入って、より責任の重い全体を統括する立場になると、次第に仕事がつまらなくなってくる。

そのピークが、39歳というわけです。

しかし、50歳を超えたあたりから、新しい経験をプラスに捉える傾向が強まり、人生に張りが出てくる人が増えるとも言われています。

ちなみに、女性の場合は、男性よりも少し早い、35歳が最も退屈な年齢です。

3 最も退屈な番組

運河

MabelAmber/Pixabay

ソーシャル・ディスタンスを徹底せねばならない環境では、テレビ番組の制作も、色々と工夫が必要になってきます。

特に、大勢の出演者が絡んでこそ面白いバラエティ番組は、収録が難しいケースもあるでしょう。

何なら、いっそのこと、最高に退屈な番組を作ってみてはどうか。

2015年5月、イギリスのBBC4が、そんな番組を放送しました。

番組の内容は、イングランド南部にある「ケネット・アンド・エイヴォン運河」を紹介するというもの。

2時間の間、運河をボートがゆっくりと進んで行き、その先端に設置されたカメラの映像が流れるだけ。

視聴者は、ボートに乗った気分で、水面の上を移動していく感覚を味わうのです。

ナレーションがあるならまだいいですが、ナレーションは一切ありません

BGMも無く、あるのは自然の音だけ。

何とも地味な番組ですが、驚くことに、50万人以上の人が、この番組を観ていたとか。

余計なものが全く無いシンプルさ(と、潔さ)がウケたのかも知れません。

4 世界一退屈な実験

しずく

qimono/Pixabay

学校の理科の授業で付き物なのが、実験です。

普段の授業は退屈だけど、実験は面白いから好き、という子供は多いのではないでしょうか。

しかし、淡々と砂を噛むような説明をする先生の授業の方が、遥かにマシに思えるほど退屈な実験があります。

それが、今から100年近く前に始まった「ピッチ・ドロップ実験」。

ピッチとは、非常に粘度の高い物質のことで、例えば、コールタールを蒸留すれば、黒褐色のピッチが得られます。

ハンマーで叩き割ることもでき、その見た目は普通に考えて「固体」。

しかし、このピッチが、実は純粋な固体ではなく、恐ろしく粘度の高い「液体」だということを証明するためにあるのが、まさにこの実験なのです。

最も有名なのは、1927年に、オーストラリアにあるクイーンズランド大学のトーマス・パーネル博士が始めたもの。

実験の内容はいたって単純。

漏斗の中に熱したピッチを注ぎ、それが完全に固まってから、透明の容器で周りを覆い、後は漏斗の先からピッチの「しずく」が落ちるのを待つだけ。

自然に放置して、しずくが落ち続けるのなら、それは固体ではなく液体ということになります。

そして、実験開始から約10年が経った1938年、最初の一滴が落ちました。

1947年には二滴目

その後は、8年~13年の間隔でピッチの雫が滴下し、現時点では、2014年の9滴目が最後となっています。

気の遠くなるようなこの実験は、今後も続けられる予定。

ちなみに、よほど運が良くないと、しずくが落ちる瞬間に立ち会うことは叶いません。

5 二十世紀で最も退屈な日

カレンダー

FixiPixi_deluxe/Pixabay

毎日、世界のどこかで大きなニュースが生まれます。

ニュースらしいニュースの無い日など、(特に今は)まず考えられません。

しかし、20世紀の中で、一日くらい、大きな事件が何も起きなかった日があるのではないか。

そう考えたイギリスの研究者らが、コンピュータを使って、それを割り出しました。

その結果得られた答えは、1954年4月11日

これが、20世紀で最も退屈な日です。

世界的に見て、この日に起きた重要な出来事と言えば、ベルギーで戦後4回目の選挙があったということくらい。

重大な事件や事故は無く、歴史的な重要人物の誕生あるいは死亡もありません。

平和と言えば平和ですが、退屈と言えば退屈

しかし、「退屈な日」が多い方が、悪いニュースが少ないわけで、むしろその方が望ましい。

このご時世だからこそ、余計にそう思えます。

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