普段、Amazonを全く利用しない、という人は、かなり少数派なのではないでしょうか。
通販の大手サイトであるだけでなく、プライム会員の特典として、映像・音楽の配信など、様々なサービスも充実。
僕自身も、かなりお世話になっています。
そんなAmazonには、意外と知られていない事実があるのです。
今回は、そんな雑学をご紹介しましょう。
〈originally posted on May 5,2015〉
1 最初の名前は「カダブラ」
「アマゾン」という名前は最初から決まっていたわけではなく、元々は
「カダブラ(Cadabra)」
という名前になる予定でした。
この「カダブラ」というのはマジシャンの呪文である「アブラカダブラ」に由来しています。
ほとんど「カダブラ」に決まりかけていたのに、直前でなぜ変更されたのかというと、CEOであるジェフ・ベゾスの担当弁護士が、「カダブラ」のことを「cadaver(死体)」と聞き間違えたのがきっかけだそうです。
確かに、「死体」と聞き間違われるような社名はマズイでしょうね…。
2 「Amazon」の由来
では、なぜ新たな社名が「Amazon」になったのかというと、これには2つの理由があります。
1つ目は、規模の大きさを象徴しているから。
実際、アマゾンを立ち上げた頃のキャッチフレーズは、「地球上最大の書店」というものでした。
2つ目は、ネット上で同種の会社がリストアップされるとき、当時はアルファベット順に並ぶことが多かったので、なるべく先頭に表示されるように配慮したのだとか。
3 Amazon で最初に販売された本
これは、Amazon の創設者であるジェフ・ベゾス自身が倉庫から引っ張り出してきた、
『流動的概念と創造的類似』
という本です。
販売開始は1995年7月。
やけに小難しそうなタイトルですが、日本のAmazon でも普通に購入できます。
また、Amazon は営業を開始してからわずか1ヶ月の間に、アメリカのほぼ全ての州と、世界45カ国から注文があったそうです。
4 ロゴに隠された秘密
これはお気づきの方も多いかもしれませんが、Amazon のロゴをよく見ると、矢印が「a」から「z」に向かっています。
アルファベットの最初と最後の文字に着目することで、どんな種類の商品も世界中どこにでも届ける、という意味が込められているそうです。
5 全員がカスタマー・サービスを経験する
Amazon では、2年ごとに、2日間だけ従業員全員が「カスタマーサービス」の仕事をするよう義務付けられています。
驚くべきは、会社の最高経営責任者であっても例外ではなく、大量に寄せられる客からのメールや電話に対処せねばならないのです。
これは、全ての従業員にカスタマーサービスに対する理解を徹底させる狙いがあるようです。
6 ケタ外れの数字
が分かる数字を挙げていきましょう。
- Amazon の年間の収益額は約340億ドルで、この数字は世界中の国々のGDP総計の半分を超えています。
- 電子商取引の分野では、世界第2位のウォルマートの5倍もの収益を上げてダントツの1位。
- Amazon の利用者数は1週間あたり約13億7千万人で、これは中国の人口とほぼ同じ。
- 米国Amazon の倉庫を全て合わせると、敷地面積はニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン700個分、容積はオリンピック用のプール1万個分です。
- 2012年、米国Amazon のサイトが約49分間ダウンしたのですが、この間にAmazon が失った利益は570万ドル(約6億8千万円)と見られています。
7 設立当初の凄まじい倹約ぶり
Amazon が誕生して間もないころ、従業員には倹約を徹底させていたそうです。
例えば、プログラマーが使用する机を用意する場合、「机」を購入するのではなく、木製のドアを買ってきて、ノコギリを使って机の「脚」の部分を切り出し、それを蝶番とボルトで固定して机もどきを作って済ませていたのだとか。
もちろん、現在はそういうことは流石にやっていないでしょうが……。
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