ネット上に無数に存在する、種々雑多のウェブサイト。
そのほとんどは、多くの人に見てもらいたいという目的で作成され、情報を発信しています。
しかし、誰が何の目的で作ったのかよく分からない奇妙なウェブサイトもあるのです。
そういったサイトは、普通にネットサーフィンをしているだけでは、なかなか発見できません。
そこで今回は、ネタで作ったとしか考えられないものから、それなりに何かの役に立ちそうなものまで、実に奇妙なサイトをご紹介します。
〈originally posted on May 26,2015〉
1 謎の黒い生物
このサイトを訪れると、いきなり黒くて細長い謎の生き物が現れます。
そして、マウスカーソルを移動させる(スマホなら指でなぞる)と、それにあわせてこの生物もふにゃふにゃと揺れるのです。
さらに続けてマウス(あるいは指)をシャカシャカと小刻みに動かしていると、
バチバチバチッ!!
と画面が激しくフラッシュ。
そしてまたもとの状態へ。
それだけです。
本当にそれだけ。
一体何の目的で作られたサイトなのかサッパリ分かりません。
興味が沸いた方は一度試してみてください。
ただし、画面の明滅に弱い人は閲覧注意です。
2 ゾンボ・コム
一言で言うと、トップページから先へ全く進めないサイト。
つまり、いくら待っていてもメインのコンテンツが出てくることはありません。
野太い声をしたオッサンが、アフリカ訛りの英語で出迎えてくれるのですが、その内容はというと……。
ゾンボ・コムへようこそ
ここはゾンボ・コムです
ゾンボ・コムへようこそ
ゾンボ・コムなら何でも可能です
全てはあなた次第です
ゾンボ・コムへようこそ
ゾンボ・コム…
ずっとこの繰り返しです。
永久に続きます。
とにかく奇妙なサイトです。
3 「973-eht-namuh-973」
かなり謎に満ちたサイト。
宗教的な雰囲気が漂っていて、意味ありげな言葉やアルファベット、数式などが点在しています。
また、多くのページで、
「9」
という数字にこだわっているのが最大の特徴。
ページを進めていくと、聖書からの引用文や、不可解なイラスト、魔方陣などが表示されるのですが、その意味するところは不明。
特定の集団にだけ理解できるメッセージなのかもしれませんが、見ているだけで不思議な感覚に陥ります。
リンクを辿れば辿るほど、「一体何なのコレ…?」と思うこと必至。
英語や数式に強い方は、この奇妙なサイトの謎解きに挑戦するのもいいかもしれません。
僕にはサッパリでした……。
4 ブサイクの恋を実現するサイト
ブサイク
だけど恋愛がしたい。
そう願っている人は決して少なくないでしょう。
僕自身、今までの人生で6万5千回以上はブサイクと言われていますから、その気持はよく分かります。
しかし、マッチングアプリなどで恋人を見つけることが出来るのは、それなりの容姿の人ばかり。
ブサイクこそが主役になれるサイトはないものか……。
と思って探してみたら、ありました。
それが、「Ugly Schmucks(アグリー・シュマックス)」。
直訳すると、ブサイクな間抜け、といった感じでしょうか。
海外のサイトですが、ここを訪れても、特に面白いものはありません。
このサイトは、ブサイクな人たちが素敵なお相手を見つけるための、ブサイク専用の真面目なマッチングサイトなのです。
人間は見た目ではない。
中身が重要なのだ!
そういう人にはピッタリのサイトです。
5 他人が鼻をかんだティッシュを売るサイト
あなたは、赤の他人が鼻をかんだティッシュを買いますか?
しかも80ドルで。
今の円安のレートだと、これは約1万1500円です。
普通ならゴミ箱行きのティッシュを1万円で買うというのは、正気ではありません。
しかし、他人が鼻をかんだティッシュを自分の鼻に突っ込むことで免疫力が上がり、インフルエンザにも対抗出来るとしたら。
それが本当だとしたら、買う人はいそうです。
というのも、他人が鼻をかんだティッシュは、そう簡単に手に入る代物ではないから。
会社のゴミ箱を漁っていたら変態だと思われますし、誰かに直接、
「鼻をかんだティッシュくれない?」
などと言えば、もう変態確定です。
そう考えると、80ドル払ってでも欲しいという人がいる可能性はあります。
そんな恐るべき商品を扱っているのが、「Vaev」というウェブサイト。
サイトを訪れると、鼻をかんでいる人の画像が次々と現れます。
しかし、「SHOP」というリンクを辿った先にあるのは、小綺麗な箱に入れられた小汚いティッシュの画像と、「SOLD OUT」の表示だけ。
実はこのサイト、コメディアンのメッキ・リーパーという人物が2019年に作ったジョーク・サイトなのです。
つまり、このサイトで使用済みのティッシュを買った客は、まだ一人もいません。
6 雰囲気が暗すぎる「こころの相談窓口」
人間、誰しも不安や悩みに押しつぶされそうになるときがあります。
そういうとき、相談できる相手が一人もいないと、人生で「最悪の決断」をしてしまう危険もあるでしょう。
そのために、日本には「こころの相談窓口」なるウェブサイトが多く存在しています。
この点、アメリカにも同種のサイトはあります。
その一つが、「SuicideHotlines.com」というサイト。
人の命を救うという崇高な目的のために作られたサイトを「奇妙」と呼ぶのは少し気が引けるのですが、奇妙なのは、もちろんその目的ではありません。
サイトのデザインです。
このサイトのトップページにあるのは、真っ暗な夜空を背景にして悲しげに涙を流す女性。
はっきり言って、見ているだけで気分が滅入りそうになります。
悩みを抱えている人に希望の光を与える役目があるのですから、白色を基調にした、もっと明るいサイトに出来なかったのでしょうか。
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7 地獄からのウェブサイト
ウェブサイトというのは、そのデザインが非常に重要です。
この点、最近では、専門的な知識が無くとも手軽に見栄えの良いサイトが構築できるテーマ(テンプレート)が山ほど存在します。
無料で使えるものも多いですし、有料のものであれば、カスタマイズ性能に優れているので自分のこだわりを追求することも可能。
よって、よほどのことが無い限りは、絶望的にダサいウェブサイトというのは存在しないはず。
……なのですが、中にはあるのです。
ヤバいほどダサいサイトが。
そして、そういうサイトばかりを集めたのが、「websites from hell」というサイト。
このサイトは、世界中の「ダサいサイト」へのリンクが軽く1000以上も用意されています。
情報が多すぎて何が何やら分からないサイトから、逆にシンプル過ぎて殺風景なサイトまで、多種多様。
このサイトを訪れたら、まずは「HELL」というカテゴリーを選択してみてください。
悪夢としか思えないウェブサイトを心ゆくまで堪能できます。
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