日本でも近い将来身近な存在となるかもしれないカジノ。
単純にギャンブルを楽しむ場所かと思いきや、そこにはダークな秘密が隠されています。
カジノ発祥の正確な起源は分かっていません。
歴史を遡れば、古代ギリシャではすでに賭け事のような遊びが行われていたそうです。
ところで、日本人がカジノと聞いて抱くイメージは、やはり米国ネバダ州のラスベガスではないでしょうか。
見ているだけで圧倒されそうなほど綺羅びやかな電飾に出迎えられると、その先に待っているのは大金が動くギャンブルの世界。
表面的には華やかに見えるカジノですが、その裏には意外な真実があるのです。
〈originally posted on December 24,2016〉
1 お漏らしをする客たち
スロットマシンの前に座ってコインを投入しようとしたら、お尻の下に何か柔らかい物が……。
改めて椅子を確認すると、そこにはさっきまで座っていた前の客のウンコが!
このように、カジノの客(もちろん大人)が店内でお漏らしをするのは決して珍しくはないそうです。
何度も何度もスロットを回し、ようやく運気(ウン気?)が上がってきたと感じたときに便意を催しても、そこで席を離れるわけにはいかないのでしょう。
一攫千金のチャンスを逃すくらいなら、パンツの中に脱糞する方がマシということです。
3年間カジノで従業員として働いていたある男性は、何度かこういう客に遭遇しました。
あるとき、40歳くらいの女性がスロットマシンの前に座り、しばらくスロットを回すと失禁して椅子をベチャベチャに濡らし、素知らぬ顔で隣の席へ。
そこでしばらくスロットを回すと、また失禁して隣の席へ。
結局、6つの席をビタビタにして帰っていったとか。
また、ズボンからウンコをボトボトこぼしながら店を出ていった男性客もいたそうです。
誤解の無いように書いておきますと、これらはすべて一流の高級カジノで起きたことなのです。
こういった事態に対処する必要性から、糞尿で汚れた椅子を交換したり、床をキレイに掃除したりするための専用スタッフを雇っているカジノもあります。
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2 ディーラーを襲う恐怖
カードゲームやルーレットなどで一儲けしようと思った客が、負け続けて最終的に一文無しになったとき、その怒りをぶつける相手は一人しかいません。
それは、目の前のディーラーです。
ディーラーが不正を行うことはありえないので、勝負に負けるのは単純に運に見放されたからですが、所持金を使い果たして失う物が何もない人間にとってそんなことは関係ありません。
激昂していきなりディーラーに殴りかかり、相手が男性であれば急所を狙う客もよくいるとか。
客のこういった暴力に対し、ディーラー側も対抗策を用意しています。
それぞれのフロアのマネージャーがディーラーと客とのトラブルを発見すると、ボタン一つで警備員を呼び、その屈強な男たちによって、問題を起こした客はつまみ出されるのです。
3 カジノは意図的に客を「廃人」にする
カジノにとって最も理想的な客。
それは、時間を気にすることなく遊び続け、無計画にどんどん金をつぎ込んでくれる客です。
そして、カジノはそういうタイプの客が向こうからやってくるのを悠長に待つわけではありません。
意図的に作り出すのです。
カジノの店内では何かしら曲が流れていますが、これといった特徴の無い音楽を途切れることなく繰り返すだけで、ヒットソングをかけたりすることはまずありません。
歌には一曲ごとの「区切り」があるため、客が時間の経過を意識してしまうからです。
また、カジノには窓が無いために外の明るさが分からず、時計も設置されていません。
最近は腕時計をはめずにスマホで時間を確認する人が多いですが、各テーブルでのスマホ使用は不正防止という名目で禁止されています。
これらのすべてが、客に時間を気にさせない方向へと作用するのです。
また、カジノにとっては年金暮らしの老人も大事な「お客さま」。
年配の客には店内のビュッフェで使えるクーポンを積極的に配布し、格安料金で食事を楽しんでもらいます。
しかしこれは、限られた貯蓄を取り崩してカジノに来る彼らのことを気遣っているのではありません。
カジノにできるだけ長くいてもらい、スロットマシンやルーレットで散財させる狙いがあるのです。
4 不正行為は可能なのか
カジノの代表的なカードゲームであるブラックジャックでは、一枚ずつ配られるカードのポイント合計が、オーバーせずに最も21に近いプレイヤーが勝ちになります。
ということは、次に何のカードが来るのかをある程度予測できれば、勝率は上がります。
そのために利用されるテクニックが「カード・カウンティング」。
既にテーブルの上に出されているカードの情報を基にして、ディーラーの持つデッキから次に配られるカードの傾向を予測し、それに応じて掛け金を調整します。
テーブルに並べられたカードを暗記する必要はなく、また、計算が苦手でもコツさえつかめば誰でもマスターできます。
そして、基本的にカード・カウンティングは不正行為ではなく、完全に合法です。
ただし、カジノ側からはひどく嫌われる行為なので、この方法を使って勝ち続けているプレイヤーは店のマネージャーから声をかけられ、他のゲームを勧められることも。
その場合でも、黒いスーツ姿の強面のオジサンにどこかへ連れて行かれてボコボコに……などという、映画のようなことは起きません。
そんな噂が広まれば、客が来なくなりますから。
では実際に行われる不正行為はどのようなものかというと、これが意外と原始的な方法です。
ディーラーが見ていない隙に、テーブル上のチップを盗んだり、すでに掛けたチップの数を後からこっそり操作したり。
そこには緻密な数学理論などは一切ありません。
もちろん、こういう不正行為は監視カメラにはバッチリ映っているのですが、当の本人たちはディーラーにさえバレなければいいと思い込んでいるのです。
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5 たまに人が死んでいる
カジノで警備員として働いているある男性は、これまでに店内で二度、客が死んでいるのを発見しました。
一人はトイレからテーブルに戻る途中で倒れ、もう一人はスロットマシンの椅子から崩れ落ち、それぞれ息絶えていたのです。
ある意味非常に恐ろしいのは、カジノで人が死んでいても、多くの場合他の客は特に気にも留めないということ。
誰かが倒れているからといって、それが「死体」であるとは限りませんし、そもそも他人のことなど眼中に無いということのようです。
また、カジノで金を使い果たした客の中には、自ら命を絶つことを真剣に考え、それを口に出す者もいます。
こういう場合、店側の判断で警察が呼ばれることもあります。
夫に浮気され、その上カジノでボロ負けし、人生に絶望して自殺をほのめかしていた客に対し、ある女性警備員は、彼女を長時間かけて説得し、思いとどまらせたそうです。