パワハラ
、セクハラを繰り返す上司。
仕事が遅いくせに態度だけはデカい同僚。
後輩に激辛カレーを無理やり食わせるのが生きがいの教員。
こんな人間ばかりの職場にいたら、誰でも転職を考えたくなるでしょう。
もっとも、転職にはリスクも伴いますから、慎重に決断せねばなりません。
これからご紹介するような転職は、なるべくなら避けるべきです。
〈originally posted on November 5,2019〉
1 教師を辞めてポケモントレーナーに転職
恥ずかしながら(?)、僕は今までポケモンのゲームをやったことが一秒もありません。
ピカチュウとモルガナの中の人が同じだという雑学があるくらいで、後は「モンスターを集めるとか、そんな感じのゲーム」くらいの知識しか無いのです。
しかしながら、言うまでもなくポケモンは世界中で大人気。
スマホ用アプリの「ポケモンGO」にハマっている人も多いでしょう。
数年前、イギリスのノース・ロンドン出身のソフィア・ペドザラという女性は、あまりにポケモンGOに夢中になってしまい、教師の仕事を辞めてプロのポケモントレーナーに「転職」しました。
モンスターを集めるだけ集めた上で、アカウントをオークションサイトで売ることで利益を上げるのです。
もちろん、こういう行為は規約違反になるのですが、それでも高額でアカウントを買おうとする人が後を絶たないので、彼女はそれで生計を立てる決意をしました。
多いときには、一日18時間もゲームをプレイすることがあるそうです。
彼女の母親は、この話を聞かされたとき、大きなショックを受けていましたが、今は黙認しているのだとか。
ソフィアは、ポケモンGOの人気が続く限りこの生活を続けるつもりでいるそうです。
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2 弁護士を辞めて娼婦に転職
ブラジリア在住のクローディア・ド・マルキ(36)という女性は、憲法訴訟に強い弁護士でしたが、2016年にその仕事を辞めました。
それから彼女が始めたのが、娼婦としての人生。
弁護士からの転職としてはかなり珍しいパターンでしょう。
弁護士を辞めた理由は、身勝手な男たちばかりが幅を利かせる法曹界に嫌気が差したから。
自分の身体を売って稼ぐという行為は、彼女にとって一種の解放であり、フェミニズムに通じているのだとか。
クローディアにとってフェミニズムとは、義務感を抱くことなく、自由を追求すること。
人生の喜びと生活の維持のために、自分がやりたいことをやることこそがフェミニズムなのだそうです。
ちなみに、一日の稼ぎは日本円で約9万円。
また、どんな男でも相手にするわけではなく、教養があって、政治的意見が彼女と合わなければなりません。
クローディアは今の仕事に誇りを持っており、だからこそ本名をメディアに晒して活動しているのです。
3 シェフを辞めて「ゴミ漁り」に転職
米国イリノイ州に住むエイプリル・スミス(35)という女性は、地元で人気のレストランで、シェフとしてフルタイムの仕事をこなしていました。
職場の環境も、給料も、特に問題は無かったのですが、2019年3月に自ら退職。
その後、彼女が一生の仕事に選んだのは、「プロのゴミ漁り」。
ゴミと言っても一般家庭のゴミではなく、主に近所の量販店や飲食店などが廃棄した商品を、大型ゴミ収容器から回収するのです。
シェフを辞めて初めてこの「仕事」をした日は、日本円で約10万円相当の商品をゲットして帰宅。
このとき彼女は「これならいける」と確信したのです。
エイプリルは、回収した商品を自分で使用するだけでなく、キレイにラッピングして販売し、利益を上げてもいます。
彼女のような生き方をする人々は「ダンプスター・ダイバー」と呼ばれていますが、やはり周りから偏見の目で見られることもあるとか。
しかし、彼女の住むイリノイ州ではこのような行為は違法ではなく、彼女自身も、他人に一切迷惑はかけていないので何ら問題を感じていないそうです。
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4 金融業を辞めてゾンビに転職
ウェールズの首都カーディフ出身のアレックス・ノーブル(30)は、ホラー系の物、特にゾンビが好きでたまらないという人物です。
金融関係の仕事をしていた彼は、2015年、内なるゾンビ熱がついに爆発し、上司に辞表を提出。
その際、上司には「今後はゾンビとして食べていきます」と伝えたとか。
彼は、以前から映画やテレビ番組、ビデオゲームなどの仕事でゾンビ役をやっていました。
それらの仕事はあくまでエキストラだったのですが、彼の生々しいゾンビっぷりが関係者の間で注目を集め、ゾンビを使ったイベントを主催する会社に専属ゾンビとして抜擢されたのです。
その会社は、イギリス各都市を回ってそのイベントを行っており、参加者はゾンビたちから逃げながら与えられたミッションを遂行します。
アレックスは自らゾンビになるだけでなく、「ゾンビ・スクール」の講師も担当。
ゾンビ役としてイベントを盛り上げてくれるボランティアたちに、ゾンビになり切る極意を指導するのです。
ゾンビをフルタイムの仕事にしてしまった彼にとって、今の生活はまさに夢そのものといった感じでしょう。