チップを払わない客へ、笑えない報復をする従業員たち

カフェ

日本人にはあまり馴染みの無い、チップの話です。

(アイキャッチ画像:mirceaianc/Pixabay)

日本人が海外旅行をする際、現地の習慣に関して困惑させられることが多いのは、やはりチップでしょう。

厄介なことに、チップがほぼ義務的な国もあれば、ある程度は客側に選択の余地が残されている国もあります。

原則的にチップを渡さねばならない国は、アメリカや、カナダ、メキシコ、チリ、ポーランド、エジプトなど。

一方、イギリスやドイツ、スウェーデンなどでは、チップは決して義務ではないものの、「お釣りは取っておいて」のようなやり取りが、事実上のチップの役割を果たしています。

よって、イギリスでは、多くの場合にチップは不要なのですが、しかし、それも場合によりけり。

従業員が低賃金で働かざるをえない業界では、チップをもらえるか否かは、彼らの死活問題にもなりえます。

そんな仕事の代表例が、ピザの宅配です。

ピザ

Hans/Pixabay

ピザの宅配ドライバーは、低賃金であることに加えて、ガソリン代車のメンテナンスなどの費用も自己負担なので、ギリギリの生活を強いられています。

大抵の場合、ピザを届けたときに、平均3ポンド(約430円)のチップをもらうそうです。

ただし、宅配が予定より遅れたりした場合には、全くチップがもらえないことも。

この場合は、自己責任という面が強いので仕方ないですが、何の問題もなく配達しても、チップを渡さない客もいるとか。

そういった客に対し、ある宅配ドライバーは、「モーニングコール」で反撃しています。

宅配ドライバーは、ピザを注文した客の電話番号を知っているので、その番号を使ってモーニングコールのサービスを申込み、とんでもなく早い時間に電話をさせるというわけ。

かなり迷惑な嫌がらせですが、しかし、これはまだ可愛い方。

性格の歪んだドライバーになると、チップを渡さない客からのリピート注文があった場合、ピザの上に唾を吐いたり鼻くそを飛ばしたりする者もいるとか。

こうなってくると、従業員にチップを渡すのは、サービスに対する感謝の気持ちというよりは、自分の商品に変なことをされないようにする「保険」と言うべきかも知れません。

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親切すぎる客からの「神チップ」

神

pixel2013/Pixabay

チップをケチる客がいるかと思えば、ありえないほど高額のチップを店に置いて帰る客もいます。

2015年7月、米国イリノイ州フランクフォートにあるレストランで、ウェイターをしていたブレンダン・モーティル(当時19歳)は、一面識も無い男性客から、信じがたいほど高額のチップを受け取りました。

アメリカでは、チップは料金の15~20%が相場なのですが、その男性客は、合計約20ドルの料金に対し、1000ドルのチップを置いていったのです。

そのチップにはメモが添えられており、そこには次のようなことが書かれてありました。

丁寧なサービスをありがとう。素晴らしい接客だったよ

君の夢や希望が何なのかは知らないけれど、このお金を、君の目標達成のために使ってほしい

今の世の中は、ネガティブで暴力的な要素に満ちている

私は、時々こうして他人に親切にすることで、人々が互いに優しくなれる社会になればいいと思っているんだ

これを読んで、ブレンダンはすぐに店を飛び出し、その男性を追いかけようとしましたが、もう彼の姿はありませんでした

テレビ局の取材に対し、会計士を目指す彼は、大学の学費としてそのお金を使いたい、とコメントしています。

史上最高額(?)のチップを手にした女性バーテンダー

バー

StockSnap/Pixabay

1000ドルのチップをもらうウェイターも凄いですが、上には上がいます。

米国ミズーリ州オファロンで、バーテンダーとして働くテイラー・ラッシー(33)は、ある常連客から、普通のチップに加えて、宝くじをもらうことがよくありました。

そして、2019年10月18日、チップとともに受け取った宝くじが、見事に当選

日本円にして、約550万円をゲットしたのです。

自分が当選したことを知った瞬間、彼女は驚きのあまり体が固まってしまったとか

結果的に、テイラーは、550万円のチップを貰ったも同然ですから、チップとしては恐らく史上最高額でしょう。

ちなみに、彼女の話では、そのお金は、歯の治療費などに使うつもりなのだそうです。

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