子を育てる者として失格と言わざるを得ないような親。
子を想うがゆえに妙な行動に出てしまう親。
いずれにしても変な親たちをご紹介します。
ここに挙げたのはすべて海外の事例ですが、日本でも以前、躾ける意図で自分の息子を山中に置き去りにした親がマスメディアの注目を集めました。
わずか数分の間に子供が失踪し、その後大捜索が行われることに。
幸い、子供は数日後に発見されて命に別状も無かったわけですが、躾けの仕方を一つ間違えると悲惨な結果を生みかねないということをよく表していたように思います。
〈originally posted on October 11,2016〉
1 ショートパンツを穿くおやじ
娘に恥ずかしい格好をさせる親がいるかと思えば、自分が恥ずかしい格好をしてしまう親もいます。
スコット・マッキントッシュという52歳の男性は、何度注意しても自分の娘がショートパンツを穿いて町を出歩き、脚を晒すのを止めないので、普通の父親ではまず出来ない最終手段に出ました。
自分がデニムのショートパンツを穿いて出歩き始めたのです。
家族で出かけるときも勿論ショートパンツ。
おまけに、着ているTシャツにはデカデカと「最高のおやじ」とプリントされていました。
こんな辱めを自分に課した理由は、娘に自分のことをもっと大事にしてほしかったからだとか。
それに対し娘の方も、父親がいかに自分のことを心配してくれているのかが良く分かったとコメントしています。
2 中世の騎士になって決闘させる親
2011年、シアトルに住むフリーモン・セイの16歳の娘が、親に黙ってパーティに出かけ、それを知った彼は大激怒。
木製の剣と盾を装備すると、娘にも同じ格好をさせ、中世の騎士よろしく決闘を強要しました。
二人が熱い闘いを続けていたのは何と2時間。
娘は遂に力尽きて倒れました。
このとき、彼女の体は痣だらけだったそうです。
ところで、なぜこんな妙な罰を与えたのかに関しては、実はこの父親、中世の騎士に憧れていて普段からその真似事をしていたそうなのです。
いくら趣味でハマっていたとはいえ、武器で自分の娘を2時間も攻撃し続ければ立派な犯罪なわけで、彼はその後逮捕されて有罪が確定しています。
【スポンサーリンク】
3 ダサい服を笑う者にはダサい服を着せる親
苗字は明らかにされていませんが、米国ユタ州に住むアリーという名の母親は、10歳の娘ケイリーが他の生徒をイジメているという知らせを学校から受けました。
ある生徒の服装をケイリーが何度もバカにし、遂にその子は学校に行きたくないとまで言い出したのです。
この事実を知ったアリーは少し意外な方法で娘に罰を与えました。
古着屋で買ってきた、どう見てもケイリーには似合わない服(要するに超ダサい服)を着て登校するように言いつけたのです。
仕方なく、気が滅入りそうなほど趣味の悪い真っ赤なワンピースを着てケイリーは学校へ行くことに。
案の定、今度は彼女の方が陰で他の生徒たちに笑われる側に立たされました。
イジメられる側がどんな気分なのかを理解させようとしたアリーの目論みは大成功で、ケイリーはもう二度とイジメはやらないと母親に誓ったのだそうです。