新型コロナウイルスの感染拡大
が、一体いつ終息するのか全く見通しが立てられない現在、誰もがウイルスに対して神経質になっています。
筆者はとても気が小さいので、近くに人がいる状況では、咳をしません。
もちろん、ウイルスに感染はしていないですが、喉がムズムズして咳が出そうになることは、普通にあります。
しかし、そこで「ゲホゲホ」とやってしまうと、たとえマスクをしていても、要らぬ誤解を招きそうで怖いのです。
ここまで気が小さい人間はあまりいないかも知れませんが、逆に、周りを不安にさせる迷惑行為を堂々とやってしまう輩もいます。
今回は、そんな人達の話です。
〈originally posted on March 24,2020〉
1 恐怖の指ペロリ男
まず最初は、今月の9日に、ベルギーの地下鉄で目撃された変な男から。
この男、マスクを付けて乗車していたのですが、いきなりそのマスクを外すと、何故か自分の指を口の中に突っ込みました。
そして、べっとり唾液の付いたその指を、目の前のポールにスリスリと擦りつけます。
多くの人が触るであろうポールに、自分の唾液を付ける妙な奴……。
まさにウイルス対策の敵です。
この事実が明らかになると、鉄道会社は、その列車の運行を停止し、車内を徹底洗浄することに。
そして問題の男ですが、彼は警察によって逮捕されています。
2 戦慄の商品ペロリ男
指に唾液を付ける、などといった回りくどい方法ではなく、もっと直接的な奴もいます。
アメリカのミズーリ州にある某スーパーマーケットで、商品として陳列されている洗面用具を舐める男が現れました。
本人は、酒を飲んで酔っており、舐める様子をスマホで自撮りしていたのです。
「コロナウイルスにビビってるのは誰だ?」
などと口走っていたとか。
日本でこういう男が出てこないことを祈るばかりです。
3 老夫婦の顔面に向けて咳を連発
イギリスのハートフォードシャーでは、10代の少年3人組の一人が、道を歩いていた70代の夫婦に対し、その顔面に至近距離でゲフォゲフォと咳を連発しました。
それを見ていた別の通行人が、彼らの行為を止めさせようとしたところ、少年らはその人に顔面パンチ。
彼らは後に逮捕されていますが、一体何が目的だったのかはよく分かっていません。
ちなみに、咳を浴びせられた夫婦は、健康上の被害は特に無かったとのことです。
4 並ぶのが嫌なので、自分は感染者だと宣言
ブラジルのリオデジャネイロでは、とあるクリニックを訪れた女性が、受付に並ぶ人たちの行列を見て、唐突に、「自分はウイルスに感染している」と言い始めました。
彼女の話では、香港から帰国したばかりで、新型コロナウイルスの症状が出まくっているとのこと。
それを聞いて驚いた医師たちは、急いで彼女の検査を開始。
しかし、そもそもその女性、ウイルスに感染もしていなければ、海外に渡航したことすら無かったのです。
つまり、ウイルス感染の話は、全くの嘘。
わざわざ嘘をついた理由は、列に並ぶのが嫌だったから。
自分が感染者だと言えば、真っ先に応対してもらえると考えたのです。
たったそれだけの理由で、病院内を一時騒然とさせたわけですから、なんとも厄介な「患者」。
そしてこの直後、彼女は逮捕されています。
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5 ウイルス対策の反面教師
ご承知のとおり、現在アメリカでもウイルス感染の危険が深刻化していますが、そのアメリカのカリフォルニア州サンタ・クララで、先日、新型コロナウイルスに詳しい、サンタ・クララ郡保健部のサラ・コーディ医師が、記者団の前で会見を行い、ウイルス対策で重要なポイントを述べました。
そのポイントは、既に日本のメディアでも報じられているように、顔や口などを不用意に手で触らない、ということ。
しかし、コーディ医師は、そのように説明した直後、TVカメラの前で、ぺろりと自分の人差し指を舐めてしまいました。