世界を騙した奇妙なウソ10選

フェイク

少し考えれば分かりそうなものなのに、多くの人が騙されたという奇妙なウソをご紹介します。

今の時代、にわかには信じ難い噂が流れても、それが真実ウソかはSNSなどですぐに確認できてしまうでしょう。

しかし、今のようにソーシャルメディアが発達していない時代では、ありえないような話が大衆に信じられることもありました。

場合によってはネットの力をもってしても真実が明らかにされず、騙される人が後を絶たないということも。

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1 火星の最接近

火星

2003年、その年の8月27日に火星が地球に最接近し、満月と同じくらいの大きさになった赤い惑星を肉眼で確認できる、といったウワサがメールで広まりました。

実は元々のメールには「75倍に拡大すれば、月と同じように肉眼でも見える」と書かれてあったのですが、多くの人が「75倍に~」の部分を無視してこの内容を拡散させてしまったのです。

それにしても、常識的に考えて火星がそこまで地球に近づくことなど無いのは明らかですが、この嘘メールは2005年に復活し、2015年まで毎年拡散していたようです。

2 マイクロソフト教会

ビル

1994年、マイクロソフトがカトリック教会を手に入れるというニュースが流れました。

これを受けて、今後カトリック教会は様々な儀式をパソコンを使って行うとか、キリスト教に改宗することは「アップグレード」と呼ばれるようになるとか、訳の分からないウワサまで流れたのです。

もちろんこれは大嘘だったわけですが、今から20年以上前はインターネットというものを正確に把握できていない人も多かった時代なので、信じる人がいたのも無理ないかもしれません。

ちなみに、これはネット上に広まったウソに大衆が騙された初めての事例だとされています。

3 コティングリーの妖精

森

1917年、イングランド北部のコティングリーでエルシー・ライトとフランシス・グリフィスという二人の従姉妹が撮影した「妖精の写真」が世間を騒がせました。

写真は合計5枚あり、よく見るとどれも妖精の絵が描かれたを切り抜いて、木の枝などにピンで止めてあるのがバレバレだったとか。

しかし、シャーロック・ホームズの生みの親であるコナン・ドイルはこの怪しすぎる話を部分的に支持していました。

世界的に有名な作家を騙してしまったことに困惑した彼女たちは、そのせいでなかなか真実を言い出せずにいたそうです。

後にこれらの写真は作り物だったことが本人たちにより公表されましたが、フランシスの方は最後に撮った一枚だけは本物であると主張し続けていました。

4 左利き用ハンバーガー

バーガー

1998年、米国バーガーキングは「左利き用ハンバーガー(ワッパー)」なるものの広告を雑誌に掲載。

材料は普通のものと全く変わらないものの、左利きの人のためにバンズに挟む具材を全て180度回転させてある、という意味不明の説明が書かれていました。

ハンバーガーに右利きも左利きも無いだろうという感じですが、これを真に受けた人もけっこういたようです。

しかし、数日後にバーガーキングがこの広告は単なるジョークだと発表しました。

5 ウサギを出産した女性

ウサギ

1726年、イギリス人女性のメアリー・トフトは「ウサギを出産した」という噂を自分で広め、医師たちの関心を集めました。

この話で専門家の関心を集めてしまうことが凄いですが、それだけにとどまらず、彼女はロンドンに行って徹底的に検査を受けるハメになったのです。

これに懲りたのか、トフトは後に全て冗談だったと告白したのですが、それが原因で投獄されてしまいました。

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6 ヒトラーの日記

切手

1983年、全62冊からなるアドルフ・ヒトラーの日記が発見されたというニュースが流れました。

これに興味を持ったドイツの出版社が、550万ドルもの資金をかき集めてこの日記を購入。

ところが、その日記をよく調べてみると、現代のインクが使われており、筆跡もヒトラー本人のものとは異なっていました。

おまけに日記の内容にも妙な部分が多く、ヒトラーは誰よりも平和を望む人間で、自分の軍隊が大量虐殺を行っていることなどまるで知らないように書かれていたのです。

結局、この嘘は日記が購入されてから2週間と経たずしてバレてしまい、これを捏造した犯人には懲役刑が言い渡されました。

7 フェイスブック閉鎖

木

2012年3月、フェイスブックが閉鎖されるという噂が流れました。

閉鎖の理由は、フェイスブック創設者であるマーク・ザッカーバーグが「昔の生活に戻りたい」と思ったから。

これを信じた大勢のフェイスブック利用者が慌てて過去に投稿した写真などを保存し始めたのですが、後にフェイスブックの広報担当者がそのような事実は無いと完全否定しました。

8 ベルギー分裂

ベルギー

2006年、ベルギーの公共放送が番組の途中で衝撃的な臨時ニュースを流しました。

それは、ベルギーが二つの国に分裂するというもの。

同国でオランダ語を公用語とするフランデレン地域の人々が独立を宣言したというのです。

しかも、歓喜の声を上げる群衆やブリュッセル空港へと向かう車が渋滞している模様などを「ライブ映像」として放送するという凝りよう。

その後、案の定テレビ局に問い合わせが殺到しました。

結局は全てウソだったわけですが、わざわざこんなニュースをでっち上げた理由は、ベルギーという国が本当に分裂してしまう可能性があることを国民に認識して欲しかったからだそうです。

9 スパゲティの木

スパゲティ

1957年、イギリスの公共放送BBCが「スパゲティの木」なるものを紹介。

スイス南部で農家を営む家族が、木からスパゲティを収穫する様子を撮影した約3分間の映像で、800万人が視聴していました。

放送直後、「どうやってスパゲティを栽培するのか」という真面目な質問の電話が何千と寄せられたとか。

簡単に騙されすぎのような気がしますが、イギリス人の名誉のために書いておきますと、当時のイギリスではスパゲティ自体があまり知られていなかったのです。

ところで、BBCが何故こんなウソを放送したかというと…。

放送された日は4月1日だったというわけです。

10 旧石器捏造

石器

これまでずっと海外発のウソでしたが、最後は日本です。

日本のとある考古学研究家が旧石器時代の重要な遺物を次々と発見し、その事実は歴史の教科書にも掲載されました。

彼が発掘すると必ず凄いものが見つかる

このような評判が定着し、彼は「神の手」を持つ男と称されるようになります。

しかし疑問を抱いた毎日新聞の記者が2000年11月、発掘が予定されている現場に張り込み彼の到着を待ち構えました。

すると、ミスター・ゴッドハンドは誰もいない場所でポケットから遺物のような物を取り出し、地中に埋め始めたのです。

その瞬間を写真に撮られ、全てが明らかにされました。

彼の関わった遺跡発掘のほとんどは、予め自分が用意した遺物を埋めて掘るだけの捏造だったと見られています。

ちなみに、この男性は後に解離性同一性障害を患い、現在は捏造の事実は記憶に残っていないそうです。

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