今となっては、SNSの必須アプリとなったツイッター。
一説によれば、欧米よりも、日本の方がツイッターの利用が活発なのだとか。
自分の欲しい情報を簡単にチェックするには大変便利なツールですが、使い方によっては危険な事態を招きかねません。
ツイッターがきっかけで、犯罪に巻き込まれるケースもあることは、ご承知のとおり。
犯罪とは関係ないですが、エゴサーチ(エゴサ)をしてしまったがために、精神的ダメージを受けたという人もいるでしょう。
今回は、そんなツイッターの知られざる真実をご紹介します。
〈originally posted on May 22,2015〉
1 鳥の名前
ツイッターのシンボルとしてお馴染みの「青い鳥」にはちゃんと名前がありまして、
ラリー(Larry)
といいます。
名前の由来は何なのかといいますと、ツイッター社の創設メンバーの一人が地元NBAチームのファンで、そのチームにいる、
ラリー・バード(Larry Bird)
という選手の名前から取ったそうです。
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2 驚異的な数字
ではここで、ツイッターに関する驚異的な数字を挙げていきましょう。
現在、ツイッターのアカウント登録者数は世界で9億7400万人。
一ヶ月当たりのアクティブ・ユーザーの数は2億8800万人。
1日にツイートされる数は平均5億。
毎分347000ものツイートがなされていて、そのうちの80%はケータイやスマホからのツイート。
1日にツイートされたものを全部まとめて「本」にすると、ページ数が1000万の本が出来上がる。
ちなみに、その本を読破しようとすると、約31年かかる。
ツイッターがサポートしている言語は全部で33ヶ国語。
3 最初の名前は「ツイッター」ではない
ツイッターのサービスは、最初からこの名前で呼ばれていたのではありません。
では、元々どういう名前が考案されていたのかというと、
フレンド・ストーカー(Friend Stalker)
なのです。
実は、ツイッター社の創設メンバーは、ツイッターをFacebookのようなコミュニケーション主体のSNSではなく、自分が気になる知人や著名人などのつぶやきをチェックできるサービス、という捉え方をしていたようです。
そのことに関連した面白いデータがあります。
あるリサーチによると、ツイッターのアカウントを持っている人の44%は、ただの一度もツイートしたことが無いのだそうです。
つまり、ツイッター利用者のかなりの数の人が、他の人のツイートを「見るだけ」の状態だということになります。
それにしても、仮に「ツイッター」ではなく、「フレンド・ストーカー」という名前のままだったら、今のように普及していなかったかもしれませんね。
4 CIAとツイッター
先述のように、ツイッターは33ヶ国語でつぶやかれています。
ツイッターを利用する人の中には、母国語以外でつぶやかれたものをチェックする人もいるでしょうが、さすがに33ヶ国語すべてのツイートをチェックする人はいない…と思いきや、実はいるのです。
それが、アメリカのCIA(中央情報局)。
CIAは、毎日世界中でつぶやかれるツイートの内、500万ものツイートをモニターしているそうです。
数百人で構成されている「ツイート・モニター」チームのメンバーは、当然ながら複数の言語に精通しており、その中には「日本語」が読める人ももちろん含まれています。
一説によれば、33ヶ国語のほぼ全ての言語を理解できるメンバーも珍しくないのだとか…。
まさに「天才」集団ですね。
自動翻訳に頼らないのは、ツイッターの性質上、「略語」などが多いからなのかもしれません。
このように世界中のツイートをモニターすることで、任意の地域における動向を探る上での参考にしているそうです。
そして、その分析結果は簡単なレポートにまとめられ、毎日ある人のもとへ届けられます。
その「ある人」とは、アメリカ合衆国大統領です。
5 最強のツイート・コレクター
他の人のツイートをお気に入りに入れたりする人は多いでしょうが、国民のツイートを全て記録し、アーカイブとして残している所が存在します。
それは、アメリカ議会図書館です。
日本の国会図書館にあたるものですが、アメリカ国民が日々つぶやいたものを全てアーカイブにしているそうです。
このアーカイブ化の目的は、こうすることでアメリカという国自体の壮大なストーリーを作り、将来的に様々なリサーチの素材として利用することなのだとか。
6 史上最悪の「騙し」ツイート
2013年4月23日、アメリカの大手通信社である「AP通信」のツイッター・アカウントがハッキングされ、
「ホワイトハウスで爆発が起こり、オバマ大統領が負傷」
という「騙し」ツイートが発せられたのですが、その結果、ものの1分の間に平均株価が下落し、
1300億ドル
の損失を招いたとされています。
ツイッターの影響力の大きさがよく分かる事件ですね。
7 国の代表としてツイートできる国
どうせツイートするなら、なるべく多くの人に読んでもらいたいという人がほとんどだと思うのですが、驚くことに、全国民に向けて「国の代表」としてツイートできる国があります。
それが、スウェーデン。
スウェーデンでは、毎週ランダムに1人の国民が選ばれ、その選ばれた人はスウェーデン政府の公式ツイッター・アカウントにアクセスして自由につぶやくことが許可されるのです。
国民の意見を政治に反映させる手段の一つとして実施されているそうですが、日本でも是非やってほしいですね。
でも、変な人が選ばれたりすると、全国民が注目しているのをいいことに、トンデモナイことをつぶやく人が出てきそうな気も…。
8 ビッグ・ベン
「ビッグ・ベン」といえば、イギリスのロンドンにある世界的に有名な時計台ですが、そのビッグ・ベンのツイッター・アカウント(@big_ben_clock)があるのをご存知でしょうか。
非公式のアカウントではあるのですが、フォロワー数が45万を超えています。
一体何をつぶやいているのかといいますと、
BONG BONG BONG
という鐘の音です。
ただひたすら、キッチリ1時間ごとにつぶやいています。
9 ツイッターの中毒性
最近ドイツで行われた調査によると、普段からよくツイートする人は、買い物をしたり、エッチをしたりするのよりも遥かに強い衝動をツイートに対して感じているそうです。
また、心理学者の中には、ツイッター中毒はタバコやアルコールの中毒よりも深刻になる危険性があると指摘する人もいます。
気軽に自分の考えや意見を発信できるので、習慣化してしまうとなかなか止められないということなのかもしれません。
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