テレビの健康番組などでは、最新の研究に基づいた、専門家のアドバイスが紹介されることがよくあるのは、ご存じの通り。
そういった情報は、我々の生活に直接役に立ちます。
しかし、世の中で研究されているのは、役に立つものばかりではありません。
何でまたこんなものを研究したのか、と疑問に感じずにはいられない、変わった研究発表もあるのです。
天才とナントカは紙一重と言いますが、頭の良い学者というのは、時々常人が付いていけないようなテーマで論文を発表します。
〈originally posted on September 19,2015〉
1 足が臭いと思っている人の研究
横浜にある資生堂リサーチ・センターが発表したところによれば、
自分の足が臭いと思っている人は実際に臭く、
自分の足が臭くないと思っている人は実際も臭くない、
のだそうです。
これが本当かどうかは、是非ご自分で確かめてみてください。
【スポンサーリンク】
2 宇宙人に誘拐された人の研究
ハーバード医科大学のジョン・マック教授とテンプル大学のデヴィッド・ジェイコブス教授が行った調査によれば、
過去にエイリアンに誘拐されたと信じている人は、恐らく実際に誘拐された可能性が高い
とのこと。
……根拠が気になりますね。
3 兵士と便秘の関係についての研究
近年、アメリカ軍の兵士について、ある変わった調査が行われました。
それは、
「便秘の度合いについて」
というもの。
兵士全体のどれくらいが便秘に悩んでいるのか、といった内容なのですが、それを調べてどうするつもりだったのでしょう。
4 片方の鼻の穴を塞いだ研究
権威のある神経医学の専門誌『International Journal of Neuroscience』は、常人ではまず思いつかないようなテーマで論文を発表しました。
それは……。
「片方の鼻の穴だけで息をした場合の認識能力の変化」
についての論文なのです。
早い話、片方の鼻の穴を塞いで息をすると、頭が冴えるのかという研究です。
5 トイレ崩壊問題の研究
スコットランドの医学雑誌に、ある変わった事に注意を促す論文が掲載されました。
それは、
「グラスゴーにおける便器の崩壊について」
という論文。
一体何のことやら、と思ってしまいますが、グラスゴーではトイレの老朽化が深刻な問題となっており、人の体重で便器が壊れてしまうほどなので、その問題について書かれた論文のようです。
6 濡れた下着の研究
ノルウェーとデンマークの大学が共同で行った研究は、下着に対する考え方を変えてしまうかもしれません。
その論文のタイトルは、
「寒い日に濡れた下着を着用すると、体温調節や快適さにどう影響するか」
というもの。
要するに、寒い日に濡れたシャツやパンツを身に着けてもOKなのかという研究のようです。
7 貧乏人の歯の研究
米国のバッファロー大学は、歯周病学の専門誌に興味深い論文を発表しました。
その内容は、
「経済的問題は、歯周病のリスクにつながる」
というもの。
つまりは、お金の無い人は歯周病に苦しむ運命だ、ということのようです。
8 トーストが倒れる向きの研究
バターをたっぷり塗ったトーストを垂直に立てた場合、一体どちらの面が下になって倒れるのか、という疑問は人生の永遠のテーマといってもいいでしょう。
その答えを出してくれたのが、イギリスのアストン大学です。
同大学が、物理学の専門誌に掲載した研究論文によれば、
バターを塗った側が下になる
のだそうです。
これは…驚き…ですね…。
9 フーセンガムと脳波の研究
チューリッヒ大学病院とプラハの神経科学技術研究センターは、莫大な予算を投入してあることを研究していました。
それが一体何なのかというと…
「異なる味のフーセンガムを噛んだときの脳波の変化」
です。
脳が活発になる味とかがあるのでしょうか。
10 エレベーターに乗って音楽を聴く研究
アメリカのウィルクス大学は、日常生活に役立ちそうで、そうでも無さそうな、何とも微妙な研究結果を発表しました。
それは、
「エレベーターに乗りながら音楽を聞くと、体の免疫システムを刺激し、風邪にかかりにくくなる」
というもの。
風邪が流行ってくる時期に試してみてはいかがでしょう。
11 竜巻の風速の研究
ニューヨーク州立大学は、竜巻の風速を把握する手段として画期的すぎるものを論文で提案しました。
それは、
「竜巻が通過した後の、鶏の毛のむしられ方で風速の強さを表す」
とうもの。
少々斬新すぎますな。
12 極刑の苦しさについての研究
イギリスのサリー大学は、様々な処刑方法について、死刑囚が実際に感じる「苦痛」に関する研究結果を発表しました。
それによると、一部の例外を除いて、死刑囚はかなりの苦しみに耐えながら絶命するのだそうです。
まあ、何となく予想してましたが……。
13 オナラでピンチ脱出の研究
1996年、ある心理学の専門誌に、衝撃の論文が掲載されました。
それは、
「言いようのない恐怖への対抗手段として、放屁は有効か」
というもの。
言いようのない恐怖を感じた方は、思い切ってオナラを出してみると良いかもしれません。
14 たかがビスケット、されどビスケットな研究
イギリスのブリストル大学は、ビスケット好きの人が注目せずにはいられない論文を発表。
そのタイトルは、
「ビスケットを紅茶に浸す最適の方法」
というもの。
また、同じくイギリスのイースト・アングリア大学は、
「紅茶が垂れないようにティーポットから注ぐ最良の方法」
について論文を発表しました。
さすがイギリスですな。
15 シャワーカーテンの謎についての研究
アメリカのマサチューセッツ大学は、シャワーを浴びているときに、誰もが抱く謎(?)について答えを出しました。
それは、
「シャワーをしているとき、シャワーカーテンがシャワーの側に膨らむのは何故か」
というもの。
これで、安心してシャワーが浴びられますね。
というわけで、ちょっと変わった研究発表の数々をご紹介しました。
これらの研究は、一見するとおバカに思えますが、実は我々の生活のどこかで役に立っている…のかもしれません。
【スポンサーリンク】