英単語を暗記するのに、語源を活用しているという人は多い。
単語の語源だけを紹介した本もあるくらいだ。
そういった語源の中には実に変わったものがある。
そのごく一部をご紹介しよう(下ネタあり)。
〈originally posted on December 3,2018〉
1 muscle(筋肉)
マッスル
というのはもう日本語の中に馴染んでしまった英単語の一つだが、この単語の語源は面白い。
中世のフランス語が語源のようだが、もともとは「ネズミ」を意味する言葉だった。
何故ネズミかといえば、上腕二頭筋の盛り上がった力こぶが、ネズミに似ていたから。
そう言われれば、確かに似ていなくもないが・・・。
似ているものなら他にもありそうなものだが、どうしてネズミに限定したのだろう・・・ナゾだ。
2 orchid(オーキッド:ランの花)
ランの花言葉は「美女」である。
しかし、この単語の語源がおよそ美女に似つかわしくないものなのだ。
何と、ラテン語で「睾丸」を意味する言葉から来ているのだ。
また睾丸かよ!と突っ込まれそうだが、本当なのだから仕方ない。
しかし、アボカドと違って、ランの花の形はどう見たって睾丸には見えない。
では何故「睾丸」なのか。
答えは根っこ。
ランは根っこの部分が睾丸に似ているのである。
それにしても、地上に見えている部分ではなく、地下に潜っている根っこの形状まで使って睾丸に結びつけた人たちは、よほど睾丸にこだわりがあったのだろうか。
3 cappuccino(カプチーノ)
カプチーノの語源は下ネタとは一切関係が無いが、ちょっと変わっている。
16世紀の僧侶が着用していた衣装の色とそっくりであったことから、その衣装の名前から「カプチーノ」と名付けたそうだ。
そう言われてみれば、RPGなどに出てくる僧侶の服は薄茶色の場合がほとんどだが、あの色は「カプチーノ色」というのが正しいということになる。
4 nimrod(ニムロド)
日本人にはあまり馴染みの無い単語だが、頭文字を大文字にすれば聖書に出てくる偉大な狩人の名前である。
恥ずかしい話をすると、僕はこの名前を妙に気に入ってしまい、自分がプレイするゲームのキャラなどによくこの名前を付けていた。
モンハンをやっている時もこの名前だった。聖書に出てくるハンターなわけだから、モンハンのキャラにはピッタリだと思ったのだ。
ところが…。
実はこの単語、アメリカでは「バカ」を意味するのである。
なぜ聖書に出てくる人物が「バカ」扱いされるのか。
かつてアメリカで人気のあったアニメキャラクターであるバグズバニーがエルマという小さな狩人のことを「nimrod」という言葉を使ってバカにしたことが始まりのようだ。
聖書の狩人というクールな設定とは裏腹に、ゲームのキャラなどには絶対付けるべきでない単語である。
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