自分の体から得体の知れない物が出てくるのだけは想像したくありません。
普通に生活していれば、そんなことはまず起こらないでしょう
しかし、絶対に無いとも言い切れません。
医者が手術中、患者の体内に医療器具を放置したというのも怖いですが、何らかの生物が体に入っていたというのも恐ろしい。
今回は、そんな少し不気味なケースの数々をご紹介します。
〈originally posted on February 28,2019〉
1 脳内に64年間埋まっていた銃弾
2007年、中国の江蘇省宿遷市で、77歳の女性が、ある物を体内から摘出したことで、長年苦しめられていた頭痛からついに開放されました。
その「ある物」とは、銃弾。
彼女の脳には、一発の銃弾が埋まっていたのです。
驚くべきは、銃弾が脳内に入り込んだ経緯。
第二次世界大戦中の1943年、その女性が、戦場に出ている父親に食料などを運んでいたところ、日本軍兵の撃った銃弾が別の人間の腕を通過し、それがさらに彼女の脳に突き刺さりました。
彼女がまだ13歳のときです。
彼女の母親は、娘の脳に弾丸が埋まっているなどとは思いもよらず、その頭痛を漢方薬で治療しようとしていたとか。
64年間の時を経て取り出された銃弾は、全体が錆びついて緑色に変色していました。
2 胃袋から大量のコイン
2004年、フランスのショレ総合病院を62歳の男性が訪れたとき、医師たちは驚きの光景を目にすることとなりました。
腹痛を訴えていたその男性のレントゲン写真を見てみると、胃の中に巨大な塊があり、その大きさはボーリングの玉とほぼ同じ。
こんなドでかい物体を口から飲み込んだとは考えにいのですが、とすればこれは一体何なのか。
早速手術してみたところ、350枚ものコインが出てきました。
重さにして5.5キロ。
日本円で約45万円相当です。
この男性の家族が語ったところでは、彼は日常的にコインを「食べる」という奇癖があったとか。
パーティーに呼ばれたときなどにも、ホストの家にあるコインをつまみ食いしていたそうです。
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3 飲食店が開けるほどの食器類
医師たちを驚かせるのは、胃の中のコインだけではありません。
今から約40年前、オランダのロッテルダムにある病院でも、52歳のマーガレット・ダールマンという女性が、激しい腹痛の悩みを医師に相談していました。
彼女のレントゲン写真に写っていたのは、大きめのイカ(のようなもの)。
しかし、仮にイカを丸呑みした場合でも、時間が経てば消化されるはず。
手術によって彼女の腹部を切開した結果、衝撃の事実が明らかになります。
イカのような物の正体は、束になったフォークとスプーンでした。
フォークやスプーンの柄の部分が、イカの足に見えていたのです。
信じがたいのはその本数で、なんと彼女は78本も飲み込んでいました。
ダールマン本人の話によると、食事の際、彼女は目の前にある料理よりも、フォークやスプーンを食べたいという衝動に抗えず、しばしば飲み込んでいたのだとか。
ちなみに、ナイフを飲み込んだことは無いのですが、その理由ははっきりしないそうです。