今年もハロウィーンが迫ってきました。
渋谷がカオス状態になって、何人もの犠牲者及び逮捕者が出るというのは、毎年恒例のイベントになっています。
新型コロナの感染拡大が懸念されると言われようが何だろうが、バカ騒ぎする者たちを止める術はありません。
お祭り騒ぎに参加したくてちょっと渋谷に出かけたりすれば、ドえらい目に遭う可能性は大です。
〈originally posted on October 26,2019〉
1 ハロウィーン恐怖症とは
欧米では日本のように、暴れ狂う若者による暴動が起きることはまず無く、住民は皆、仮装をして穏やかにパレードを楽しみます。
しかし、ハロウィーン暴動などとは無縁であるはずのウェールズ南東部カーディフに住むキャサリン・ブラックモア(43)は、ハロウィーンが怖くて仕方がないという珍しい人物。
彼女は、「ハロウィーン恐怖症」を患っているのです。
ちなみに、これはれっきとした病名です。
若かりし頃、1978年公開のホラー映画『ハロウィン』を観て以来、彼女はこの病気に苦しんでいます。
と言っても、年中この恐怖症に悩まされるわけではなく、夏が終わる頃から徐々に症状が現れ、ピークを迎えるのがハロウィーン当日。
街でハロウィーン用のコスチュームやマスク、グッズなどが出回り始めると、よほどのことが無い限り、彼女は外出が出来なくなるのです。
その理由は、お化けやゾンビィのようなコスプレ衣装を見ただけで、得体の知れない化け物が自分を襲ってくるような恐怖心に苛まれるから。
彼女の子供たちは、ハロウィーンの仮装をするとき、衣装を隠しておいて、わざわざ友人宅で着替えてから外出するのだとか。
ハロウィーン的なグッズを見るだけでもダメージがあるので、例えば、職場で同僚がデスク周りにそういった物を並べているのを見ると、思わずトイレに逃げ込むそうです。
【スポンサーリンク】
2 「トイレ恐怖症」の女性の日常
ハロウィーンのグッズを目撃しただけでトイレに逃げるという、ちょっと変わった恐怖症があるかと思えば、逆にトイレが怖くて逃げ出してしまう恐怖症もあります。
イギリス在住のネイ・デシーノという女性は、トイレの水が流れる様子に激しい恐怖心を覚えます。
本人の話によると、ゴゴゴーッという音とともに、自分が水流に吸い込まれるような恐怖を感じるのだとか。
よって彼女は、トイレに行くときに友人や家族がそばにいてくれないと、安心して用が足せません。
一人で公衆トイレに入らねばならないときは、水を流した瞬間にダッシュで外へ逃げるそうです。
彼女がこんな妙な恐怖症に苦しむきっかけとなったのは、先程のキャサリンと同じく、子供の頃に観た映画。
その映画の中に登場する「トイレットマン」というキャラクターが、子供の小便を欲して叫ぶシーンがあり、それが彼女の中に恐怖となって刷り込まれたのです。
トイレ恐怖症を抱えた生活はかなり不便ですが、意外なことに、似たような恐怖症を持つ人は世界に400万人くらい存在すると見られています。