この人たちより不幸な人はまずいないでしょう…。
自分のことを、世界で一、二を争うほど不幸だと思っている方は、これを読めば考えが変わるかもしれません。
1 忘れられた男
スペインでは毎年クリスマスの時期に、「エル・ゴルド」という宝くじが販売されます。
この宝くじが普通と違うのは、当選金が余りにも高額なので、「同じ番号」がまとめて同一の地域で販売されるのです。
スペインの北東部にある小さな村、ソデトの婦人会がこの宝くじをまとめ買いし、村の各世帯を回って売り歩いたのですが、コスティス・ミツォタキスという男性の家だけ忘れてしまいました。
果たして、婦人会がまとめ買いした宝くじは見事1等に当選し、村中の家が100万ドルを下らない当選金の分け前に預かることになったのです…彼以外は…。
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2 落雷男
ロイ・サリバンという男性は、ヴァージニア州のシェナンドー国立公園でパークレンジャーとして働いていたごく普通の男性なのですが、れっきとしたギネス記録保持者なのです。
カミナリに「7回」直撃された人間として。
人が一生のうちで、カミナリに「1回」直撃される確率は、およそ3000分の1と言われています。
では、「7回」ではどれくらいの確率なのかというと…
22,000,000,000,000,000,000,000,000 分の 1
の確率です。
普通に考えればありえない確率ですね。
ちなみに、7回目に直撃されたときは、ちょうど釣りを楽しんでいる最中だったのですが、彼が地面に倒れている隙に「熊」が近づいてきてせっかくの釣果を盗もうとしたので、その辺の「枝」を使って追い払ったのだとか。
7回目ともなると、かなり余裕が出てくるのかもしれません…。
3 ハリケーン女
「落雷男」の後では、タイトルでバレバレな気がしますが、ルイジアナ州でスクールバスの運転手をしていたメラニー・マルティネスさんは、1965年に「ベスティ」、1985年に「フアン」、1998年に「ジョージ」、2005年に「カトリーナ」と、4回もハリケーンに自宅を直撃されました(※ハリケーンには必ず人名が付けられます)。
しかし、4度目の不幸の後、彼女の運気は好転するのです。
あるテレビ局が、番組の企画としてボロボロになった彼女の自宅を改装することを申し出たのです。
約2万ドルの費用をかけた1週間の工事の末、生まれ変わった住居には新しいキッチンや食器棚、50インチのテレビまで備わっていました。
ところが…。
2012年8月29日水曜日、「アイザック」という名の付けられたハリケーンがマルティネスさんの家を直撃。
彼女は、飼っていた3匹のネコと5匹の犬とともに救助されましたが、その他の物はすべて消え去ってしまったのでした…。
4 不幸と生きる男
ジョン・ラインさんはイギリスで最も不幸な人物と言っていいでしょう。
彼の不幸は生まれたときから始まっており、肺の発達障害が見られたので、ステロイドを使った特別なケアの欠かせない生活を余儀なくされました。
生後18ヶ月の時には、風呂場に置いてあったプラスチックのボトルを誤って口にしてしまうのですが、運の悪いことに中身が「消毒薬」だったため、すぐに病院に運ばれる事態に。
10代のときには、木から落ちて腕を骨折し、救急車で病院に運ばれる途中でその救急車が事故に遭い、同じ腕も2度も骨折するハメに…。
ちなみにその日は「13日の金曜日」だったそうです。
その他にも、3度の交通事故や、落雷、落石なども経験しており、あるときには飛んできた石が口に当たって、前歯を8本も折ったとか。
まさに「不幸」とともに生きているといった感じですね…。
我々は日常的に、色んな物を落とします。 電子マネーでの支払いがあまり進んでいない日本では、レジで小銭を落とす人…
5 呪いの銃弾
1883年、ヘンリー・ザイグランドという男性が恋人と別れた際、彼女の方が自殺してしまいました。
彼女の兄はその事実を知ると激昂し、ザイグランドの家を探し出し、ピストルを片手に訪れます。
そして、ザイグランド目掛けてピストルを発射。
妹の仇をとったと信じつつ、彼はそのピストルで自害します。
ところが…。
ザイグランドは死んでいなかったのです。
銃弾は彼の顔をかすめて背後にあった木の幹にめり込んでいたのでした。
この時点では、ザイグランドはむしろラッキーな男ということになるでしょう。
しかし話はここで終わらないのです。
彼は数年後、その「木」を切り倒そうとするのですが、手っ取り早く終わらせるべく、「爆薬」を使って木の幹を爆破したのです。
すると、数年前に元彼女の兄が撃ち込んだ弾丸が、その爆破の衝撃でザイグランドの頭部を直撃し、命を奪いました。
これはひょっとすると、その兄の怨念がなした業なのかもしれません…。
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