会社内で遭遇する罠と聞くと、上司からのパワハラやセクハラを想像する人が多いかもしれません。
あるいは、同僚からの裏切りなど、人間関係のドロドロを連想する人もいるでしょう。
しかし、社内における罠はそれらだけではないのです。
日々、当たり前のように感じていることが、実は意外な悪影響があったりします。
今回は、そんな職場の罠の数々をご紹介しましょう。
1 会議地獄の非効率性

今日も会議。
明日も会議。
会議、会議で日が暮れる。
さすがにこんな会社は滅多に無いでしょうが、「ウチの会社、会議多すぎでは?」と疑問(or不満)を抱いている人は少なくなさそうです。
会議は確かに重要ですが、あまりに頻繁に行うのは、かえって非効率的かもしれません。
数年前にイギリスで行われたリサーチによると、会議の回数が多すぎて本来の仕事に支障を来していると感じている人は78%にも上りました。
さらに、会議の負担が原因で、週に数日は夜中までの仕事を余儀なくされることがあるという人は、51%。
さらに、会議が連日続くと、それだけで疲労困憊に陥るという人は76%。
こうして見ると、会議をすることはデメリットの方が多いような印象さえ受けます。
では、会議はなぜ非効率的な面があるのか。
その理由は大きく2つあります。
まず、会議において中心的役割を果たし、積極的に発言する人が数人に固定されていると、他の人たちの発言の機会が奪われ、会議の生産性が下がるのです。
また、会議というのは若い社員にとっては学ぶ要素が多くても、経験を積んだ人にとっては時間の無駄と感じられる側面が強いのです。
こういったダウンサイドもしっかり理解した上で会議を行わないと、いたずらに回数を重ねるだけでは時間の浪費に終わりかねません。
2 容姿がより重要なのは男性か女性か

仕事で必要とされるのはその人の能力・実力であって、容姿ではない。
こう思いたいところですが、実際は、職場において容姿は少なからず影響力があります。
では、男性と女性で、容姿の影響力が大きいのはどちらなのか。
この点、女性の方が影響が大きそうだと考える人が多いのではないでしょうか。
しかし現実は逆のようです。
ポーランド科学アカデミーで、11000人以上のアメリカ人について、20年以上のデータを収集して行われた研究によれば、15歳の時点で容姿が魅力的な人は、30歳になったときに親の収入を超え、より成功した人生を送っている傾向が見られたのです。
要するに、顔が良ければ、(少なくとも親よりは)成功した人生を歩める可能性が高いということ。
そしてこの傾向は、女性よりも男性の方が強いのだとか。
ということは、女性は美人だからといって「人生勝ったも同然」とはいかないということになります。
それどころか、可愛すぎる女性は注意が必要です。
アメリカのサンディエゴ州立大学で教鞭をとるウェンディ・パトリック氏によると、可愛すぎる女性は、「あまり信頼できない」「人を操る危険がある」などとネガティブなイメージを抱かれがちなのだとか。
また、可愛すぎるがゆえに、本来その人が持つ実力・能力で判断される傾向が弱く、結果的に昇進が遅れがちになるというデータもあるのです。
その一方で、容姿に恵まれた女性は面接で有利になり、職を得やすいというデータもあります。
一見すると両者は矛盾するように思えますが、女性の美貌は就職の際には有利に働き、昇進の際には不利に働くということなのかもしれません。
3 上司のオヤジギャグで士気が下がる

時に職場の空気を凍りつかせるものといえば、上司の放つオヤジギャグです。
オヤジギャグは、セクハラやパワハラに比べれば罪が無いと思われそうですが、実際はどうなのか。
品の無いギャグや、卑猥なギャグは論外として、他愛もない冗談であれば大きな害は無さそうですが……。
アメリカのミズーリ大学での研究によると、上司のオヤジギャグが職場にポジティブな効果をもたらすか否かは、上司と部下との人間関係が影響するそうです。
人間関係が良好である場合、オヤジギャグはプラスに作用し、逆に劣悪な場合、マイナスに作用するというわけ。
よって、職場の空気が険悪な環境では、どんなオヤジギャグも社員の士気を下げる方向にしか作用しないと考えた方がいいでしょう。
4 横暴な上司は会社にとってマイナス

厳しい言葉でもって部下を叱責する上司。
今の時代、このような上司は一歩間違えればパワハラになってしまうわけですが、実際にはまだまだ存在するでしょう。
上司に怒鳴られるという恐怖が支配するような職場は、社員が気合を入れて仕事をしそうだと考えられなくもないですが、真実はちょっと違うようです。
英国公認マネジメント協会の行った調査によれば、上下関係の非常に厳しい職場では、そうでない職場に比べて生産性が下がる可能性があるとのこと。
さらに、別の研究では、こういった横暴な上司の非道ぶりは、じわじわと部下にも「伝染」していく可能性が強いのだとか。
その結果、職場全体がギスギスした感じになり、場合によっては大変居心地の悪いものとなるのです。
5 残業が多いと太りがち

残業続きで疲弊しきっている人は、なんとなく痩せ細って、会社に生命力をどんどん奪われているようなイメージがありますが、現実はその逆かもしれません。
今年、イスタンブールで開催された欧州肥満学会議において、長時間労働が肥満につながりうるという研究結果が発表されました。
その主な原因は、仕事によるストレスと、運動不足です。
具体的には、仕事のストレスが体内のコルチゾールを増加させ、脂肪の蓄積を促し、さらに、仕事に時間を取られて運動をする暇が無くなり、それが肥満に繋がるというわけです。
普段から残業の多い人は注意してください。
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6 社内コンテストは女性に向かない?

社員どうし、或いはチームどうしで競争させるコンテスト形式で商品開発を進めることは珍しくありません。
ただ、これにはちょっと注意が必要です。
米国ワシントン大学セントルイスのオーリン・ビジネススクールが行った研究によれば、よりよい商品開発を目的とした社内コンテストというのは、男性社員には効果的なのですが、女性社員にはむしろ逆効果の側面が強いのです。
男性の場合、コンテストになると、同じチーム内で協力しあって良いアイデアを出そうとする傾向が強まります。
一方、女性の場合はその逆の傾向が強まり、結果的に個々の創造性が減退してしまうのです。
もちろん、他のチームと競う方が燃える、という女性もいるでしょうが、平均的に見れば、競争環境に置かれていない方が、女性社員はその能力を存分に発揮できるということが言えそうです。
7 同性だけの職場のデメリット

どちらかといえば、同性だけの職場の方が快適。
こういう思いを抱いているのは、男性よりも女性の方が多いのではないでしょうか。
女性しかいない職場であれば、色々と気を遣う必要がなく、余計なところに意識を向ける必要も無い。
セクハラの被害に遭いにくいという理由もあるでしょう。
しかし、職場全体としての仕事の効率を重視するのであれば、男女が混在する職場の方がメリットがあるようです。
アメリカのマサチューセッツ工科大学が行った研究では、社員の多くは同性だけの職場の方が居心地が良いと感じていることが分かりました。
その一方で、生産性に関しては、男女がともに働く職場の方が高かったのです。
これを踏まえると、同性だけの快適な職場よりも、異性の存在が意識される職場の方が、会社の業績にはプラスになりうるということになります。




















